


第32回 かしわ記念(Jpn I)
サラブレッド系 4歳以上 定量 ダ1,600m 1着60,000,000円

JRA所属馬
ワイドファラオ (牡4)
ニュージーランドトロフィーとユニコーンSを制している芝・ダート兼用タイプ。昨年のテレ玉杯オーバルスプリントで0秒3差の2着に食い込んでおり、地方の馬場にも適応できている。前走のフェブラリーSは先行馬に厳しい流れで12着と大敗したが、息の入りやすい1周競馬なら違うはず。ペースによっては流れ込む場面もありそうだ。
アルクトス (牡5)
昨夏のプロキオンSを含め、JRA7勝の強豪。前走のフェブラリーSこそ休み明けで9着に敗れたが、マイルチャンピオンシップ南部杯でも好時計の2着に食い込むなど、ダートトップクラスの力を示している。雄大な馬体から繰り出されるパワフルな先行力が持ち味で、1周競馬のマイル戦にも対応できそう。G1獲得の期待も十分だ。
ケイティブレイブ (牡7)
2016年の兵庫チャンピオンシップを皮切りに、長らくダート路線で活躍。帝王賞、川崎記念、JBCクラシックと、G1で3勝の実績を挙げている。前走のフェブラリーSは16番人気だったが、中団から2着に押し上げて健在をアピール。その走りからもマイルは対応可能で、船橋コースも【2010】と相性がいい。復権なるか注目。
モズアスコット (牡6)
デビューから一貫して芝を使われ、安田記念を制覇。その後もスワンSで2着2回と気を吐いていたが、ダートに転じた今年の根岸Sを快勝。続くフェブラリーSでも0秒4差の完勝劇を演じ、いきなりダート路線の主役に躍り出た。前走の高松宮記念は追走に手間取ったが、地方のマイル戦なら行き脚がつきそう。巻き返す可能性は十分だ。
サンライズノヴァ (牡6)
3歳時にユニコーンSを勝利し、その後も武蔵野S、マイルチャンピオンシップ南部杯など、マイル重賞で3勝。メンバー最速の上がり時計(35秒3)で3着したフェブラリーSの内容が良く、ここから勢いに乗ってきそうな印象だ。左回りのマイルはベストで、スパイラルカーブの船橋コースも合いそう。2度目のG1制覇が期待できる。
ルヴァンスレーヴ (牡5)
デビューから8戦7勝、2着1回の大器。G1でも4勝を挙げているように、日本のダートを代表するトップホースだ。今回はおよそ1年5カ月ぶりの実戦で、仕上がり具合とレース勘が鍵を握るが、3歳にして頂点を極めたことからも、その素質と才能は一枚も二枚も抜けている。ここで復活を遂げ、再び栄光の道を突き進むか注目が集まる。
地方所属馬
ナンヨーオボロヅキ (牝4)
JRAでは2戦して未勝利に終わったが、高知へ移籍後は高知優駿、黒潮菊花賞の2冠を達成するなど活躍した。大井への転入初戦だった東京シンデレラマイルは、不慣れな差す競馬を強いられたものの、0秒5差の7着と上々の走り。ただ、今回は一気に相手が強化されるうえ、約4カ月ぶりの実戦だけに、今後の経験にしたいところか。

1989(平成元)年に創設されたマイル戦で、96年に指定交流競走となり、05年にはGI(当時)に格上げされた。

※レース情報をクリックすると、競走成績が開きます。
※上記レースのほか、東京スプリント(JpnIII)の1、2着馬(地方馬)に優先出走権が付与されています。

【所属】JRA(栗東)が優勢
所属別に見ると過去10回でJRA(栗東)9勝、船橋が1勝とJRA(栗東)が優勢の傾向にある。
また、船橋の1勝はフリオーソが勝利したもので、かしわ記念以外でもJRA勢と互角以上に渡り合ってきた実力馬である。
所属 | JRA (栗東) |
JRA (美浦) |
船橋 | 浦和 | 大井 | 川崎 | 他地区 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1着回数 | 9 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
【年齢】7歳馬が若干優勢も接戦
年齢別に見ると4歳馬・5歳馬・6歳馬が2勝、7歳馬が3勝、9歳馬が1勝をしており7歳馬が若干優勢だが、世代間ではそれほど差のない傾向にある。
また、エスポワールシチー、コパノリッキー、ゴールドドリームは複数回にわたって複勝圏内を確保しており、かしわ記念で好走実績のある馬は年齢を重ねても注意が必要である。
馬齢 | 3歳 | 4歳 | 5歳 | 6歳 | 7歳 | 8歳 | 9歳 | 10歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着回数 | 0 | 2 | 2 | 2 | 3 | 0 | 1 | 0 |
【人気】勝率・連対率は2番人気が、3着内率は1番人気が優勢
過去10年の傾向を見てみよう。「1番人気」馬の成績は[1着1回-2着3回-3着4回-着外2回]と勝率10%、連対率40%、3着内率は80%と好走ではあるが2~3着が多い傾向にあり今一歩届かないことが多い。しかしながら「2番人気」馬は[6-0-1-3]と勝率・連対率共に60%で1番人気を上回っており、見逃せない成績となっている。「3番人気」馬は[2-1-1-6]で3着内率40%、「5番人気」の馬も3着内率が50%で健闘している。反面、下位人気馬はあまり成績が芳しくない。
成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 1-3-4-2 | 10% | 40% | 80% |
2番人気 | 6-0-1-3 | 60% | 60% | 70% |
3番人気 | 2-1-1-6 | 20% | 30% | 40% |
4番人気 | 1-1-1-7 | 10% | 20% | 30% |
5番人気 | 0-3-2-5 | 0% | 30% | 50% |
6番人気 | 0-2-0-8 | 0% | 20% | 20% |
7番人気 | 0-0-1-9 | 0% | 0% | 10% |
8番人気以下 | 0-0-0-42 | 0% | 0% | 0% |

フェブラリーSで1、2着したインティ、ゴールドドリームの再戦。7連勝中のインティが3番手から3コーナーで先頭を奪って差を広げたが、ぴたりとマークするゴールドドリームが直線で鮮やかに差し切り連覇を達成した。前走ダイオライト記念2着のアポロケンタッキーが3着。

- 2018年5月2日
第30回 ゴールドドリーム [JRA] - 2017年5月5日
第29回 コパノリッキー [JRA] - 2016年5月5日
第28回 コパノリッキー [JRA]

船橋ケイバ 第2回開催 〔5月4日(祝月)~8日(金)〕イベント情報
