船橋ケイバ重賞競走特集

第25回 JBCクラシック(JpnI)
サラブレッド系 3歳以上 定量 ダ1,800m
賞金 1着100,000,000円 2着32,000,000円 3着18,000,000円 4着12,000,000円 5着8,000,000円
JRA所属馬(出走:6頭)
メイショウハリオ (牡8)
23年に帝王賞連覇を飾り、かしわ記念、今年の川崎記念とJpn1を4勝した中距離ダート路線のトップホースだ。競走除外の憂き目にあった前回の帝王賞から約5か月ぶりになるが、持ち味の末脚をフルに生かせるスパイラルカーブの船橋コースは合っており、中団でスムーズに脚をためられれば出番がありそう。
シャマル (牡7)
今年は黒船賞で3連覇を飾り、続くかしわ記念で史上4頭目の連覇を達成。2走前のさきたま杯は不良馬場とはいえコースレコードで5馬身差Vを決めている。前走のマイルチャンピオンシップ南部杯は6着に沈んだが、好相性の船橋コースで仕切り直し。22年のチャンピオンズC5着以来となる1800メートル克服が鍵になる。
ウィルソンテソーロ (牡6)
23年のかきつばた記念、マーキュリーC、白山大賞典と重賞3連勝を飾り、国内外で好勝負を演じてきた。昨年のJBCクラシックを制した後のチャンピオンズC、東京大賞典は2着に敗れたが、今年4戦目だった前走のマイルチャンピオンシップ南部杯は4馬身差の圧巻V。コース替わりに不安はなく、史上6頭目の連覇に挑む。
サンライズジパング (牡4)
23年のJBC2歳優駿で2着、芝のホープフルSで3着した〝二刀流〟だ。昨年は皐月賞(9着)、日本ダービー(12着)にも駒を進めたが、ダート路線に矛先を向けて不来方賞、みやこS、今年の名古屋グランプリと重賞3勝をマーク。前走のマイルチャンピオンシップ南部杯4着は追走に苦しんでおり、距離延長はプラスに働く。
キングズソード (牡6)
前走の日本テレビ盃は左前浅屈腱炎からの復帰で約1年3か月ぶりの実戦にもかかわらず、抜群の手応えで好位を追走し、最後までしぶとく脚を伸ばして0秒6差4着に食い込んでいる。23年のJBCクラシック、昨年の帝王賞を制した底力を見せつけており、反動さえ出なければあっさり勝っても不思議はないだろう。
ミッキーファイト (牡4)
昨年のレパードSで重賞初制覇を飾り、ジャパンダートクラシックでは絶対王者フォーエバーヤングの0秒2差2着。その後は名古屋大賞典、アンタレスSとタイトルを積み重ね、前走の帝王賞は3コーナー先頭から押し切る文句なしの勝利。ルメール騎手とのコンビは2戦2勝で、左回りコースを克服して再び頂点に立つか。
南関東地方競馬所属馬(出走:7頭)
グランデマーレ (牡8)
JRA芝でオープン勝ちのある実績馬だが、南関東では大敗続き。移籍初戦だった昨年12月のビオラ賞からすでに18戦を消化するローテーションは厳しく、前走のマイルグランプリも1頭だけ大きく離されたシンガリ負けを喫している。8歳という年齢から変わり身は見込めず、ここも追走するのが精いっぱいだろう。
ライトウォーリア (牡8)
昨年の川崎記念でJRA勢を退けてJpn1ウイナーの仲間入りを果たしたNARグランプリ2024の年度代表馬。3走前の大井記念で約1年1か月半ぶりの勝利を飾ったが、ハナを主張した前走の日本テレビ盃は直線入り口で一気にかわされる展開が厳しく6着に沈んでいた。単騎マイペースでリズム良く運べるかが鍵になる。
サントノーレ (牡4)
大井・荒山勝徳厩舎への移籍2戦目だった昨年の京浜盃でJRA勢を撃破。右膝の骨折でクラシックは棒に振ったが、休養明けの戸塚記念を圧勝した。2走前の準重賞・短夜賞、前走のフリオーソレジェンドCでワンサイドゲームを演じており、同じ船橋1800メートルが舞台なら4年ぶりの地方所属馬Vの期待がかかる。
ホウオウトゥルース (セ9)
半兄サウンドトゥルー、ルールソヴァール、全兄アナザートゥルースと同じ騸馬で、9歳を迎えても衰え知らず。2走前のフリオーソレジェンドCで3着に入り、前走の日本テレビ盃はメンバー最速の末脚を発揮して勝ち馬フォーエバーヤングの0秒5差3着まで追い上げる大健闘。今回も直線勝負に徹して上位進出を狙う。
ミックファイア (牡5)
史上2頭目となる南関東無敗3冠馬。23年の東京大賞典8着で無敗記録が7でストップし、それ以降も7戦連続でGⅠ/Jpn1に挑んでいるが、掲示板を確保できたのは24年のかしわ記念5着、マイルチャンピオンシップ南部杯4着だけ。ただ、順調に使えるのは久しぶりで、スタートを決めて復活のきっかけをつかみたい。
ギガキング (牡7)
重賞7勝のうち22、23年の報知グランプリC、23年のフリオーソレジェンドCは、今回と同じ船橋1800メートルが舞台。スランプからようやく脱出しつつあり、ここ2戦のフリオーソレジェンドC、日本テレビ盃はしぶとく追い上げて5着。勝負どころで置かれる面はあるが、地の利を生かしてどこまで差を詰められるか。
ウインリブルマン (牡7)
JRA在籍時は芝中心のローテーションで3勝をマークしたが、ダートは1戦したものの大敗を喫していた。3勝クラスで頭打ちになり、今年8月の高山S9着を最後に大井・赤嶺本浩厩舎へ。移籍初戦の東京盃15着、自己条件に戻った前走のA2下特別9着はともに大差のシンガリ負けで、強調すべき材料が見当たらない。
地方他地区所属馬(出走:1頭)
アラジンバローズ (セ8)
JRAダートで4勝をマークした後に兵庫の新子雅司厩舎へ。23年の鳥栖大賞、昨年の新春賞を制し、サマーチャンピオンではJRA勢をねじ伏せる大金星をあげた兵庫の年度代表馬。今年も黒船賞2着、連覇を狙った2走前のサマーチャンピオンで0秒5差6着に入っており、ダートグレード競走でも全くヒケは取らない。
JBCクラシックは2001年に創設され、1着賞金1億円という地方競馬最高水準の舞台として位置づけられています。アドマイヤドン、タイムパラドックス、ヴァーミリアンなど時代を代表するダート最強馬たちが2連覇、3連覇と圧倒的なパフォーマンスを見せ、ファンを楽しませてきました。2021年の金沢開催では、ミューチャリーが地方所属馬として初めて勝利を収め、JBC4競走を通じても初の地方馬による遠征制覇という歴史的快挙を成し遂げています。クラシックは中央・地方のトップホースが一堂に会する「ダート最強馬決定戦」と呼ぶにふさわしいレースです。
2周目3コーナーで先頭に立ったウィルソンテソーロが後続を4馬身突き放す圧勝。1番人気に応えて重賞4勝目を飾り、初のJpn1タイトルを獲得した。しぶとく追い上げたメイショウハリオ(4番人気)が続き、JRA勢のワンツーフィニッシュ。さらに3馬身遅れて兵庫のキリンジ(7番人気)が3着に入り、地方最先着を果たした。
第23回 キングズソード [JRA]
第22回 テーオーケインズ [JRA]
第21回 ミューチャリー [船橋]
船橋競馬 第8回開催〔11月3日(祝・月)~11月7日(金)〕イベント情報

JBCクラシックの開催ポスターをダウンロードできます。







