船橋ケイバ重賞競走特集

第15回 JBCレディスクラシック(JpnI)

サラブレッド系 3歳以上牝馬 定量 ダ1,800m
賞金 1着60,000,000円 2着19,200,000円 3着10,800,000円 4着7,200,000円 5着4,800,000円

JRA所属馬(出走:6頭)

テンカジョウ (牝4)
テンカジョウ 昨年のマリーンC、今年の兵庫女王盃、エンプレス杯勝ちを含め通算〈6140〉。前走のレディスプレリュードはスタートで大きく出遅れる致命的な不利があったにもかかわらず、インから脚を伸ばしてクビ差2着の接戦に持ち込んだ。脚質的にスパイラルカーブの船橋コースは合っており、あっさり巻き返して不思議はない。

アンモシエラ (牝4)
アンモシエラ 昨年のブルーバードCを制し、続く京浜盃、羽田盃で2着。東京ダービーでも3着に食い込んだ世代トップクラスで、JBCレディスクラシックでは古馬を完封する逃げ切りを決めている。今年はクイーン賞の2着止まりで5戦未勝利に終わっているが、船橋コース適性は高く、単騎マイペースに持ち込めるようなら変わり身がありそう。

ビヨンドザヴァレー (牝5)
ビヨンドザヴァレー JRA4勝は全て芝のマイルでマーク。昨年のターコイズSでも0秒1差2着の好勝負を演じ、ダート路線に矛先を向けた前走のレディスプレリュードではゴール寸前で差し切りVを決めた〝二刀流〟だ。1800メートルや地方の馬場を克服できたのは大きな収穫で、さらなる相手強化でもチャンスは十分あるだろう。

オーサムリザルト (牝5)
オーサムリザルト 連覇を狙った2走前のエンプレス杯2着でデビュー以来の連勝が8でストップし、続くブリーダーズゴールドCは直線で伸びきれず3着に終わった。いい頃の勢いがないのは気がかりだが、船橋1800メートルはクイーン賞を制している舞台。引き続き武豊騎手が手綱を取るのは心強く、立て直しに成功すれば復権も夢ではない。

グランブリッジ (牝6)
グランブリッジ 22年の関東オークス、ブリーダーズゴールドC、23年のTCK女王盃、エンプレス杯、昨年のレディスプレリュードを制し、2着が9回。昨年の川崎記念ではライトウォーリア相手にアタマ差の接戦を演じている。JBCレディスクラシックは3年連続の銀メダルに泣いているが、今度こそ悲願のJpn1制覇なるか?!

ライオットガール (牝5)
ライオットガール 前走のブリーダーズゴールドCは直線一気に突き抜ける鮮やかな差し切り。約1年5か月ぶりの勝利で、23年のレパードS、クイーン賞、昨年の兵庫女王盃に次ぐタイトルを獲得した。JBCレディスクラシックは過去6、4着で結果を出せていないが、船橋コース向きの末脚を生かして〝3度目の正直〟を狙う。


南関東地方競馬所属馬(出走:7頭)

マテリアルガール (牝5)
マテリアルガール JRAで5戦未勝利に終わり、浦和・小久保智厩舎に移籍後は先行力を生かして5勝をマークした。ただ、23年のロジータ記念、昨年のビューチフルドリーマーC、4走前の読売レディス杯で3着があるが、タイトルには手が届いていない現状。差す競馬を覚えつつあるのは収穫で、最後の直線でどこまで差を詰められるか。

ベルグラシアス (牝3)
ベルグラシアス 中距離路線に矛先を向けた準重賞・スターバーストCで強敵ナイトオブファイアの2着。続く3歳牝馬特別を圧勝した勢いに乗り、重賞初挑戦の東京プリンセス賞は直線一気に突き抜ける鮮やかなVを決めた。関東オークスは10着大敗を喫したが、立て直した前走のレディスプレリュードは古馬相手に5着健闘。末脚の生きる流れが理想だ。

ローリエフレイバー (牝4)
ローリエフレイバー 23年の東京2歳優駿牝馬で重賞初挑戦Vを飾り、4連勝で2歳女王の座に就いた。昨年はロジータ記念の1勝止まりだったが、東京プリンセス賞2着があり、世代トップクラスの存在。ビューチフルドリーマーCを圧勝して挑んだ前走のレディスプレリュードで大差10着に敗れており、自分のリズムで走れるかが鍵。

プラウドフレール (牝3)
プラウドフレール 船橋・川島正一厩舎の生え抜きで、昨年の東京2歳優駿牝馬、今年のユングフラウ賞、桜花賞で重賞3連勝を達成。ハイペースに巻き込まれた東京プリンセス賞が5着、距離不向きの関東オークスで3着に敗れたが、前走のマリーンCは3馬身差をつけてJRA勢を撃破した。古馬初挑戦だが、3戦無敗のホームコースで頂点を狙う。

ザオ (牝4)
ザオ 地元・船橋コースで全4勝をマークしている米谷康秀厩舎の生え抜き。精神面の成長が大きく、近況の充実ぶりは目立っているが、まだA2格付けの身。昨年の東海クイーンC、前走のビューチフルドリーマーCで小差2着、ダートグレード競走のマリーンCでも3着があるとはいえ、このメンバーに入ると厳しそう。

ヘニータイフーン (牝5)
ヘニータイフーン JRAダートで4勝をマークし、今年7月のジュライS7着を最後に大井・荒山勝徳厩舎へ。約3か月ぶりだった千葉ダートマイルは紅一点ながらも、強敵アランバローズをきっちり差し切る文句なしのVで船橋マイル1分39秒1の好タイム。1800メートル替わりは問題なく、重賞初挑戦がJpn1でもおもしろい。

ラブラブパイロ (牝6)
ラブラブパイロ 昨年のノースクイーンCを含む9勝をマーク。3走前のノースクイーンC2着で連覇こそ成らなかったが、続くビューチフルドリーマーCでも3着に入り、全国レベルの力は健在だ。ただ、前走のレディスプレリュードはメンバー最速の末脚で追い上げたとはいえ、7着が精いっぱい。ここも苦戦は免れないだろう。


地方他地区所属馬(出走:1頭)

アンティキティラ (牝6)
アンティキティラ 22年の花吹雪賞、若草賞、秋の鞍、昨年の佐賀ヴィーナスC、読売レディス杯を含め、門別、高知で12勝をマーク。全国を転戦して好勝負を演じているが、ダートグレード競走は過去8戦で入着すらなし。昨年のJBCレディスクラシックは3秒5差8着に敗れており、JRAトップクラスが相手では追走が精いっぱいだろう。


JBCレディスクラシックとは?

 2011年に創設されたJBCレディスクラシックは、牝馬限定のダート競走として国内唯一のJpnIです。ミラクルレジェンドやホワイトフーガが連覇を果たすなど、歴代の女傑たちが名勝負を繰り広げてきました。2014年の勝ち馬サンビスタは、翌年のチャンピオンズカップで牝馬として初めて優勝し、ダート競馬の歴史に新たな1ページを刻みました。2024年からは「グランダム・ジャパン古馬シーズン(秋)」の最終戦に位置づけられ、年間を通じた牝馬戦線の頂点を決める舞台として注目を集めています。


昨年のレース模様

京浜盃、羽田盃2着、東京ダービーで3着に食い込んだアンモシエラ(4番人気)が古馬を完封する圧巻の4馬身差V。ブルーバードCに次ぐ重賞2勝目を飾り、ダート女王の座に就いた。1番人気グランブリッジが2着争いをアタマ差制し、外から猛然と追い込んだテンカジョウ(3番人気)が3着。地方最先着は大井のドライゼ(7番人気)の5着だった。

第14回 JBCレディスクラシック(JpnI)の模様


過去の優勝馬

第13回 JBCレディスクラシック(JpnI)の模様
2023年11月3日 [大井競馬場]
第13回 アイコンテーラー [JRA]
第12回 JBCレディスクラシック(JpnI)の模様
2022年11月3日 [盛岡競馬場]
第12回 ヴァレーデラルナ [JRA]
第11回 JBCレディスクラシック(JpnI)の模様
2021年11月3日 [金沢競馬場]
第11回 テオレーマ [JRA]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第8回開催〔11月3日(祝・月)~11月7日(金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第15回 JBCレディスクラシック(JpnI)ポスター
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