船橋ケイバ重賞競走特集


第50回 ブルーバードカップ(Jpn III)

サラブレッド系 3歳馬 地方競馬選定馬及び中央競馬選定馬 別定 ダ1,800m
賞金 1着20,000,000円 2着7,000,000円 3着4,000,000円 4着2,000,000円 5着1,000,000円

出走馬

JRA所属馬(出走:3頭)

アンモシエラ (牝3)
アンモシエラ  京都ダート1800メートルの未勝利、もちの木賞を連勝。勢いに乗って挑んだ前走のホープルSは初めての芝でもスピード負けすることなく2番手を進んでおり、15着という結果以上に価値のあるレースだった。すんなり好位を奪える脚質はいかにも地方競馬向き。坂井瑠星騎手とのコンビ復活も魅力で、環境の変化に戸惑わなければ上位争いになる。

エコロガイア (牡3)
エコロガイア  デビュー5戦目の京都ダート1200メートルで勝ち上がり、なでしこ賞4着を経て、前走の1勝クラスは鮮やかな差し切りを決めた。今まで短距離のローテーションが組まれており、一気の距離延長、タフな地方の馬場、ナイターなど克服すべき課題は多いが、23年の南関東リーディング・笹川翼騎手の手綱さばきに期待がかかる。

バロンドール (牡3)
バロンドール  京都ダート1800メートルの新馬戦は勝ち馬フォーエバーヤング(後のJBC2歳優駿、全日本2歳優駿馬)に抜き去られて3着に敗れたが、続く未勝利戦を6馬身差V。芝のエリカ賞7着を挟んで、ダートに戻った前走の1勝クラスでは直線一気に突き抜ける鮮やかな勝利を飾っている。地方の馬場さえマッチすればチャンスだろう。

南関東地方競馬所属馬(出走:3頭)

キタノヒーロー (牡3)
キタノヒーロー  門別1700メートルで2勝をマークし、初物尽くしだった2走前の平和賞はゴール直前で猛然と追い上げて0秒1差2着。前走の南部駒賞は6着に敗れたが、船橋・張田京厩舎への移籍で仕切り直しの一戦になる。左回り、船橋コースへの適性は証明済みで、昨年12月下旬の入厩後は順調に調整されており、前々で流れに乗って上位食い込みを狙いたい。

ソレナ (セ3)
ソレナ  船橋生え抜きの騸馬。しまいのしっかりしたタイプで1000~1700メートルをそつなくこなしており、通算〈3、1、2、0〉で抜群の安定感を誇る。前走のナイキアディライト・メモリアルは4角で前を射程圏に入れて直線きっちり抜け出す横綱相撲のV。重賞初挑戦がダートグレード競走で、ハードルの一気に上がる今回は力試しになりそう。

バハマフレイバー (牡3)
バハマフレイバー  通算5戦3勝2着1回の船橋の生え抜き。重賞初挑戦だった2走前の平和賞10着はスタートで後手に回って終始流れに乗れず度外視できる。心身ともに成長途上だが、チークピーシーズを着用した前走の準重賞・チバテレ盃は大外枠からスムーズにハナを奪って後続を5馬身突き放す圧勝。現時点でどこまで通用するか、今後を占う意味でも注目だ。

地方他地区所属馬(出走:3頭)

ウルトラノホシ (牡3)
ウルトラノホシ  デビュー戦を7馬身差で圧勝した佐賀の生え抜き。約3か月ぶりの出走だった九州ジュニアチャンピオンは4着に敗れたが、ネクストスター佐賀、カペラ賞を連勝。続く全日本2歳優駿では世代トップクラス相手に6着に健闘した。左回りコースは問題なく、末脚を生かせる船橋1800メートルの舞台は合うはず。

カプセル (牡3)
カプセル  門別でデビュー2戦目に勝ち上がり、栄冠賞3着、ブリーダーズゴールドジュニアC2着、サンライズC5着と好勝負を演じてきた。2走前の平和賞は初の左回りコース、長距離輸送をものともせず、後続の追撃を退けて重賞初制覇。前走の兵庫ジュニアグランプリは8着に沈んだが、ダートグレード競走2度目で自分の型に持ち込めるかが鍵になる。

ブラックバトラー (牡3)
ブラックバトラー  門別1700メートルのデビュー戦で大差勝ちを収め、続くブリーダーズゴールドジュニアCで重賞初制覇。サンライズC2着を経て挑んだ前走のJBC2歳優駿は致命的な出遅れでポツンと最後方の競馬を余儀なくされたが、ロングスパートで3着まで押し上げた。スパイラルカーブの船橋コースは合っており、初の左回り克服なら勝機は十分ある。

ブルーバードカップとは

 2022年度までは3歳馬による準重賞として行われていたが、新たな3歳ダート三冠競走の前哨戦のひとつとして、中央と交流のJpnIIIとなった。1着の地方馬には、一冠目の「羽田盃(JpnI)」への優先出走権が付与される。距離は従来の1,700mから羽田盃と同じ1,800mへと延長された。2022年4月に行われた同レース(ブルーバードカップ)では、左海誠二騎手騎乗、1番人気のロマンスグレーが勝利した。


昨年のレース模様

 すんなりハナを奪ったロマンスグレーが後続を6馬身突き放す圧勝。断然人気に応えて3連勝を飾り、東京湾Cの優先出走権を手に入れた。2番手を追走した大井のランディスシティ(2番人気)は勝負どころで追い上げて差を詰めるも、直線で振り切られて2着。最内を突いた川崎のフレッシュグリーン(9番人気)がメンバー最速の末脚を繰り出して3着に入った。

ブルーバードカップ(JpnIII)の模様


イベント・ファンサービス

船橋競馬 第10回開催〔1月15日(月)~1月19日(金)〕イベント情報【速報】


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