船橋ケイバ重賞競走特集


第70回 ダイオライト記念(JpnII)

サラブレッド系 4歳以上 別定 ダ2,400m
賞金 1着45,000,000円 2着15,750,000円 3着9,000,000円 4着4,500,000円 5着2,250,000円

出走馬

JRA所属馬(出走:4頭)

アウトレンジ (牡5)
アウトレンジ JRAダートで5勝をマークし、みやこS2着を挟んで地方のダートグレード競走に参戦。小回りコースを苦にしない機動力があり、2走前の浦和記念は2周目4コーナー先頭から後続を6馬身突き放す圧巻Vで初タイトルを獲得した。レコード決着だった前走の名古屋大賞典は7着とはいえ0秒4差。評価を下げる必要は全くない。

メイショウフンジン (牡7)
メイショウフンジン JRAダートで7勝をマーク。地方のダートグレード競走に矛先を向けてからは上位争いの常連で、すんなりハナを奪った前走の佐賀記念で待望の重賞初制覇を飾った。スタミナ豊富で長丁場は合っており、自分の形に持ち込めればしぶとさを発揮するタイプ。同型をうまくさばければ、23年のダイオライト記念3着以上のシーンも。

グランブリッジ (牝6)
グランブリッジ JBCレディスクラシックは3年連続2着に泣いたが、22年の関東オークス、ブリーダーズゴールドC、23年のTCK女王盃、エンプレス杯、昨年のレディスプレリュードを制している名牝。川崎記念2着、帝王賞4着、東京大賞典5着と牡馬トップクラス相手に健闘しており、このメンバーならあっさり勝っても不思議はない。

セラフィックコール (牡5)
セラフィックコール 23年のみやこSで重賞初制覇を飾り、デビューから5連勝を達成。チャンピオンズC10着で無敗記録はストップしたが、続くダイオライト記念は後続に4馬身差をつける圧勝劇だった。ただ、その後は川崎記念5着、帝王賞8着、チャンピオンズC12着と不振が続いており、M.デムーロ騎手とのコンビで復活のきっかけをつかみたいところ。

南関東地方競馬所属馬(出走:6頭)

ガルボマンボ (牡6)
ガルボマンボ 門別で1勝止まりだったが、高知移籍で大ブレイクし、22年の高知優駿を皮切りに7つのタイトルを獲得。船橋・田中力厩舎への移籍初戦だった品川オープンは7着とはいえ、しぶとく食い下がっており、南関東のペースに慣れてくれば十分に通用しそう。相手は強化されるが、主戦・林謙佑騎手とのコンビ復活は心強い限り。

キリンジ (牡5)
キリンジ 23年の兵庫チャンピオンシップ、ジャパンダートダービーで2着、昨年も佐賀記念2着、名古屋グランプリ、摂津盃、姫山菊花賞、JBCクラシック、園田金盃3着と重賞未勝利だったが、大井・渡邉和雄厩舎への移籍初戦だった金盃は今までのうっぷんを晴らすかのような6馬身差V。ロングスパートが利くスタミナが最大の武器だ。

ディクテオン (セ7)
ディクテオン 名古屋で2連勝した後にJRAへ再移籍し、中距離路線を歩んでオープンの仲間入り。地方のダートグレード競走に照準を合わせて、浦和記念、名古屋グランプリ、白山大賞典のタイトルを獲得した。連覇を逃した浦和記念4着を最後に大井・荒山勝徳厩舎へ。課題のスタートをしっかり決めて、直線の追い比べに持ち込みたい。

テンカハル (牡7)
テンカハル JRA芝で3勝、ダートで2勝。23年の日本テレビ盃2着、浦和記念3着、24年のマーキュリーC4着、白山大賞典5着の実績を残して船橋・山田信大厩舎へ。どうしても展開に左右されるタイプで、移籍後はカサブランカ特別3着、報知グランプリC8着、報知オールスターC3着が精いっぱいだが、距離延長はプラスに働きそう。

ハイエストエンド (セ8)
ハイエストエンド JRAダートで2勝。船橋・張田京厩舎へ移籍後は自己条件で着実に力をつけながら、5勝を積み重ねた。前走は写真判定でハナ差2着に泣いたとはいえ、休養明け2戦目で変わり身を見せてオープンの仲間入りを果たしている。ただ、重賞初挑戦がダートグレード競走で条件は厳しく、今回は胸を借りる舞台になりそう。

ミヤギザオウ (牡6)
ミヤギザオウ 22年の羽田盃を制した大井・森下淳平厩舎の生え抜き。石崎駿騎手とコンビを組んだ金盃トライアル、金盃は前々でレースを進める積極策で5、2着に粘り込んでおり、新たな一面を見せたのは収穫だ。長距離適性は申し分なく、船橋コースも2度目。23年のJBCクラシック7着以来のダートグレード競走挑戦で力試しの一戦になる。

地方他地区所属馬(出走:3頭)

スマートウィザード (牡8)
JRAでデビュー2戦目の未勝利戦を勝ち上がるが、1勝クラスで頭打ちになり、地方競馬へ転出。兵庫で3勝をマークした後に、笠松・伊藤勝好厩舎へ。移籍後11戦して自己条件の4着が最高で、重賞に挑んだウインター争覇、笠松グランプリはともに勝ち馬から5秒以上も離される大差シンガリ負け。ここも苦戦は免れない。

アンタンスルフレ (セ7)
コウエイスーシェフ JRAで3戦未勝利に終わったが、名古屋・角田輝也厩舎と浦和・小澤宏次厩舎で転入出を繰り返しながら着実に地力を強化してきた。3連覇中の北國王冠(金沢2600メートル)、23年の東海菊花賞(名古屋2100メートル)勝ちが示す通り、中長距離適性は文句なし。4度目のダートグレード競走挑戦で初めての入着を狙いたいところ。

キングオブザナイル (牡5)
サンマルエンパイア JRAダートで未勝利戦を勝ち上がり、浦和・小久保智厩舎に移籍初戦のチューリップ特別を制したが、続く羽田盃で13着大敗を喫した。その後は条件戦で2勝を積み重ね、園田を経て名古屋・安部幸夫厩舎へ。昨年の東京大賞典(9着)でダートグレード競走の壁にはね返されており、自己条件でも足踏みしている現状では…。

ダイオライト記念とは?

日本初のクラシック三冠馬「セントライト」の種牡馬であり、千葉県成田市三里塚の宮内庁下総御料牧場に繋養された「ダイオライト」を冠したレース。アブクマポーロ、フリオーソなど地方競馬の歴史に残る船橋所属馬も過去連覇を果たしている。ダートグレード競走では数少ない長距離の2400m戦で、地方・JRAから中長距離を得意とする馬が集結し、例年ハイレベルな戦いが繰り広げられているレース。


昨年のレース模様

最後の直線で抜け出したセラフィックコールが1番人気に応えて4馬身差の圧勝。チャンピオンズC10着からの巻き返しに成功し、重賞2勝目を飾った。1コーナーでハナを奪った紅一点のテリオスベル(4番人気)がしぶとく粘り込んで2着。ハギノアレグリアス(2番人気)、ディクテオン(3番人気)の順に入り、JRA勢が上位を独占した。

第69回 ダイオライト記念(Jpn II)の模様


過去の優勝馬

第68回 ダイオライト記念(Jpn II)の模様
2023年3月15日
第68回 グロリアムンディ[JRA]
第67回 ダイオライト記念(Jpn II)の模様
2022年3月23日
第67回 ノーヴァレンダ[川崎]
第66回 ダイオライト記念(Jpn II)の模様
2021年3月17日
第66回 ダノンファラオ[JRA]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第13回開催〔3月10日(月)~3月14日(金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第70回 ダイオライト記念(JpnII)ポスター
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