船橋ケイバ重賞競走特集

第70回 船橋記念(SIII)

サラブレッド系 3歳以上 別定 ダ1,000m
賞金 1着12,000,000円 2着4,200,000円 3着2,400,000円 4着1,200,000円 5着600,000円

出走馬

南関東地方所属馬(出走:14頭)


アームズレイン (牡5)
アームズレイン  JRAダートで6勝。重賞では昨年の根岸Sで2着を始め、5着が3回あり、東京スプリントで1番人気(8着)に支持された実績馬だ。川崎・佐々木仁厩舎への移籍初戦だった東京盃は12着に沈んだが、4勝をマークしている左回りコースなら一変する可能性も十分。初めての1000メートルのペースに対応できるかが鍵。

ザイデルバスト (牡4)
ザイデルバスト  門別で3勝、南関東移籍後の6勝は全て1200メートル以下でマーク。ダートグレード競走初挑戦だった前走のJBCスプリントはさすがに相手が強く8着に敗れたが、2走前の習志野きらっとスプリントでは上がり35秒4の末脚を発揮して4着に追い込んでおり、南関東馬同士なら直線一気のシーンがあっても不思議はない。

ビリーヴインミー (牝7)
ビリーヴインミー  JRA、川崎、愛知、船橋、JRAと移籍を繰り返し、再び米谷康秀厩舎へ。8月は開催取り止め、9月は競走除外のアクシデントに見舞われたが、仕切り直しだった前走のトライアル・カムイユカラスプリントは出遅れる不利がありながらも0秒5差4着まで追い込んでいる。53キロは有利で、課題のスタートを決めたいところ。

リノデスティーノ (牡4)
リノデスティーノ  全6勝をワンターンの1000メートル以下でマークし、2走前の柿生スプリントで0秒4差4着に粘り込んでいるとはいえ、重賞では昨年の若潮スプリント12着、今年6月の川崎スパーキングスプリント5着。まだA2格付けの身で、このメンバーではさすがに分が悪く、自分の形に持ち込むのは厳しいだろう。

レベルフォー (牡9)
レベルフォー  船橋・矢野義幸厩舎生え抜きの9歳馬で、今年18戦しているように元気いっぱいだが、2着2回3着2回は全て自己条件でマークしたもの。3年以上も勝ち鞍がなく、後方待機策を取った6月の川崎スパーキングスプリントでも7着止まりだった。重賞のメンバーに入るとスピード不足の感は否めず、強調材料は乏しい。

コパノパサディナ (牡5)
コパノパサディナ  JRAダートで4勝をマークし、2走前の兵庫ゴールドCで3着。船橋・森泰斗厩舎への転厩初戦だった前走のJBCスプリントは追走に苦労しながらも、直線でしぶとく脚を伸ばして7着に食い込んだ。1000メートルは2度目で、南関東馬限定戦でメンバーが楽になっており、前々でレースを運べるようならおもしろい。

メンコイボクチャン (牡5)
メンコイボクチャン  23年の若潮スプリント勝ち馬。昨年暮れから調子を取り戻し、4走前にオープンの駿麗賞を制し、2走前のドレミダッシュは4コーナー先頭から押し切る文句なしのレースぶり。優先出走権を獲得して挑んだ習志野きらっとスプリントでは道中スムーズさを欠くシーンがありながら5着に食い込んでおり、約4か月ぶりでも軽視禁物だ。

プライルード (牡6)
プライルード  約2か月半ぶりだった前走の柿生スプリントは、ライバルと最大9キロの斤量差がありながらも0秒4差3着まで追い上げており、重賞3勝馬の底力を示した。船橋1000メートルは23年の船橋記念2着を含む〈1103〉で適性は問題なし。極端な馬体の増減がなく、スタートを決められれば上位争いに食い込めるだろう。

カールスバート (牡7)
カールスバート  昨年の船橋記念は直線でジリジリ追い上げるも6着止まり。続くA2下特別を快勝してオープン入りを果たし、駿麗賞でタイム差なしの2着に食い込んだが、それ以降は入着が精いっぱい。フジノウェーブ記念10着、プラチナC8着、マイルグランプリ12着と重賞では苦戦を強いられており、このメンバーでは荷が重いか。

カジノフォンテン (牡9)
カジノフォンテン  21年の川崎記念、かしわ記念を制した船橋生え抜きのJpn1ホース。スプリント路線転向が吉と出て、今年1月のゴールドスプリントで約3年8か月ぶりの勝利を飾った。前走のJBCスプリントはメンバー最速タイの上がり3ハロン35秒1の末脚で6着まで追い上げており、古豪健在をアピール。前崩れならチャンスも。

エンテレケイア (牡7)
エンテレケイア  重賞4勝をマークしている南関東を代表するスプリンター。ここ3戦は自分の形に持ち込めず、習志野きらっとスプリント12着、ダートグレード競走の東京盃7着、JBCスプリント12着と馬群に沈んでいるが、左回りコースのワンターン競馬はベストの舞台。同型をスムーズにさばければ連覇達成のチャンスだろう。

マスタープラン (セ6)
マスタープラン  JRA、名古屋で未勝利に終わったが、船橋・山田信大厩舎に移籍して素質が開花し、短距離に照準を合わせたローテーションで〈13760〉。前走のトライアル・カムイユカラスプリントではメンバー最速の上がり3ハロン36秒5の末脚でアタマ差まで迫り、本番の優先出走権を獲得した。重賞初挑戦の今回は試金石。

プリモパイソン (牡7)
プリモパイソン  約2年のブランクがありながら、今年8月の戦列復帰後は3連勝中。前走のトライアル・カムイユカラスプリントは早め先頭から押し切る着差以上に強いレースぶりだった。休養前には川崎スパーキングスプリント、習志野きらっとスプリントで2、3着があり、ワンターンのスピード比べなら重賞でもヒケは取らない。

デュアリスト (牡7)
デュアリスト  JRA在籍時に20年の兵庫ジュニアグランプリを含む6勝をマークし、南関東移籍初戦の準重賞・ウインタースプリントで約2年3か月ぶりの勝利を飾った。前走の習志野きらっとスプリントは勝ち馬ファーンヒルが別格だったが、2着とは0秒1差。船橋1000メートルの適性の高さを示しており、約4か月半ぶりでも侮れない。

船橋記念とは

船橋記念は、船橋競馬を代表する短距離重賞競走のひとつです。距離1,000mで行われるスプリント戦は、スタートからゴールまで一瞬の駆け引きが勝敗を左右するスピード決戦。地方所属馬によるハイレベルな攻防が繰り広げられ、毎年多くのファンを魅了しています。歴代の勝ち馬には、ナイキマドリード(2012年から2015年まで4連覇)、キモンルビー(2022・2023年)など、船橋所属の名スプリンターが名を連ねます。地元勢が好成績を収めるレースとしても知られ、寒空の下、熱いスピード決戦が展開されることでファンから高い人気を誇ります。


昨年のレース模様

ハナを取り切ったエンテレケイアが断然人気に応えて4馬身差Vを飾り、習志野きらっとスプリント、アフター5スター賞に次ぐ重賞3勝目を飾った。勝負どころで動いて行ったスワーヴシャルル(5番人気)が2着に入り、外から猛追した唯一の3歳馬ギガース(3番人気)が3着。トライアルの覇者ジャスティン(2番人気)は4着に終わった。

第69回 船橋記念(SIII)の模様


過去の優勝馬

第68回 船橋記念(SIII)の模様
2023年11月30日
第68回 キモンルビー[船橋]
第67回 船橋記念(SIII)の模様
2023年1月18日
第67回 ティアラフォーカス[船橋]
第66回 船橋記念(SIII)の模様
2022年1月13日
第66回 キモンルビー[船橋]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第9回開催〔12月8日(月)~12月12日(金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第70回 船橋記念(SIII)ポスター
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