船橋ケイバ重賞競走特集

第2回 フリオーソレジェンドカップ(SIII)

サラブレッド系 4歳以上 別定 ダ1,800m
賞金 1着15,000,000円 2着5,250,000円 3着3,000,000円 4着1,500,000円 5着750,000円

出走馬


デュードヴァン (牡7)
デュードヴァン  JRAダートで20年の青竜S、22年の阿蘇Sを含む4勝をマーク。大井・坂井英光厩舎に移籍後は一線級相手に好勝負を演じ続けており、今年の川崎マイラーズ、サンタアニタトロフィーでの重賞勝ちを含む〈3324〉で掲示板を外していない。コース替わりを苦にするタイプではなく、1800メートルも問題ないはず。

アドマイヤルプス (セ7)
アドマイヤルプス  JRAダートで5勝をマークし、昨年のフェブラリーSではレモンポップの0秒8差5着に健闘した。気難しく展開に左右される半面、脚質的にスパイラルカーブの船橋コースは合うタイプ。大井・渡邉和雄厩舎への移籍初戦だったスパーキングサマーCは8着に敗れたが、ガラリ一変しても不思議はないだろう。

キャッスルブレイヴ (牡5)
キャッスルブレイヴ  デビュー8戦目に未勝利を脱出し、強敵にもまれながら地力をつけて2勝を積み重ねた船橋・渋谷信博厩舎の生え抜き。川崎遠征の前走は0秒3差2着に追い込んでいるが、自己条件に戻ってのもの。出走メンバー中で唯一A2クラスからの格上挑戦ではさすがに分が悪く、最大4キロの斤量差があっても苦戦は免れない。

イグザルト (牡5)
イグザルト  JRA3勝クラスで善戦止まりも、大井・荒山勝徳厩舎への移籍初戦だったサンタアニタトロフィーはインからしぶとく追い上げて2着。初物尽くしを克服し、重賞で通用する力を示したのは大きな収穫だった。経験豊富な左回りコースに替わるのはプラスで、初の1800メートルを克服できればタイトル奪取も夢ではない。

スマッシングハーツ (牡8)
スマッシングハーツ  JRA6戦未勝利、船橋3戦3勝を経てJRAへ再移籍し、アルデバランSを含む4勝を積み重ねた。22年の平安S、武蔵野Sで4着に食い込んだ実績の持ち主だが、船橋・山中尊徳厩舎への再移籍初戦だった前走のひまわり賞は4秒7差の大差シンガリ負けを喫している。休養明け2戦目で心身ともにスイッチが入ってくれば。

エメリミット (牡7)
エメリミット  20年の東京ダービーを制した船橋・林正人厩舎の生え抜き。気性のコントロールが難しくアテにしづらい半面、デビュー以来5年連続で勝利しているのは力のある証拠だ。約11か月ぶりの出走が重賞で条件はかなり厳しいが、8月14日の調教試験で上々の動きを見せており、レース勘を取り戻せるかが鍵になりそう。

ナニハサテオキ (牡5)
ナニハサテオキ  JRA芝で8戦1勝だが、浦和・平山真希厩舎に移籍後は〈6400〉。ここ2戦は報知オールスターC、京成盃グランドマイラーズで2着に食い込んでおり、重賞ウイナーの仲間入りも目前に迫っている。距離の長短を問わずパフォーマンスを発揮できるタイプで、約5か月半ぶりの実戦でも上位争いに加われる。

リンゾウチャネル (牡8)
リンゾウチャネル  19年のホッカイドウ競馬3冠を含む重賞5勝。大井・荒山勝徳厩舎に移籍後はオープンで3勝を積み重ね、22年の勝島王冠、昨年のスパーキングサマーCで小差2着。南関東タイトルに手が届いていないが、安藤洋一騎手が気性面の癖をつかんでレースぶりが安定しており、スタートさえ決まればおもしろい。

ギガキング (牡6)
ギガキング  ここ2戦のかしわ記念8着、マーキュリーC10着は相手が強く、ダートグレード競走の壁にはね返されたが、南関東馬同士なら話は別だ。船橋1800メートルは、22、23年の報知グランプリC、昨年のフリオーソレジェンドC勝ちを含め〈6002〉のスペシャリスト。58キロは克服済みで、金沢の名手・吉原寛人騎手が引き続き手綱を取るのは心強い。

ヘラルドバローズ (牡5)
ヘラルドバローズ  JRAダート1800メートルで4勝をマークし、オープンでも小差2着が2回。大井・森下淳平厩舎への移籍初戦だった前走のトライアル・ひまわり賞は2番手抜け出しから後続を5馬身突き放す圧巻Vを決めており、本番と同じ舞台で結果を出せたのは大きな収穫だ。メンバーは一気に強化されるが、重賞初制覇の期待が膨らむ。

ヒーローコール (牡4)
ヒーローコール  22年の鎌倉記念、昨年の雲取賞、黒潮盃、戸塚記念を制し、羽田盃、東京ダービーで2着した素質馬だが、世代の壁に阻まれて古馬タイトルは獲得できていない。大井記念6着後の休養で心身ともにリフレッシュしており、年明けの報知グランプリCで2着した舞台でパワーアップした姿を見せたいところ。

ブリッグオドーン (牡7)
ブリッグオドーン  大井・渡邉和雄厩舎の生え抜き。ここ2戦の準重賞・短夜賞、ひまわり賞3着を含め、船橋は〈2352〉で掲示板を外したのは1回だけ。コース適性は文句なく、1800メートルも全10勝中7勝をマークしている条件だが、このメンバーに入ると力不足は否めない。外枠からスムーズに運んでどこまで食い下がれるか。

ゴールドハイアー (牡6)
 JRAダート1800~2000メートルで5勝をマーク。重賞では昨年のアンタレスS8着、2走前のマーチS8着と苦戦しているが、3走前の総武Sでオープン勝ちを収めており、実績的には申し分ない。船橋・林正人厩舎への移籍初戦となる今回は、初ナイターや時計のかかる地方の馬場への対応力が鍵になりそう。

フリオーソレジェンドカップとは

 船橋競馬が生んだ地方競馬の英雄「フリオーソ」の名前を冠した重賞レース。2023年から南関東グレードSIIIに格付けされました。
 フリオーソ号は、2004年生まれの船橋競馬所属の元競走馬。その生涯成績は39戦11勝、うち重賞9勝。GI競走(およびJpnI)における17連対は日本記録。獲得賞金8億4544万6000円は地方所属馬として史上最多、NAR(地方競馬全国協会)年度代表馬を通算最多4回も受賞するなど数々の記録を残し、地方競馬史上屈指の名馬と言われています。


昨年のレース模様

 直線一気に差し切ったギガキングが1番人気に応えて重賞6勝目を飾り、船橋1800メートルのスペシャリストが初代王者の座に就いた。ハナ差の2着争いを制したのは、直線で一旦先頭に立ったロードレガリス(5番人気)。地元勢のワンツーフィニッシュとなり、メンバー最速の末脚で追い込んだ大井のスワーヴアラミス(2番人気)が3着に入った。

第1回 フリオーソレジェンドカップ(SIII)の模様

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第6回開催〔8月26日(月)~8月30日(金)〕イベント情報

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