船橋ケイバ重賞競走特集


第68回 平和賞(SIII)

サラブレッド系 2歳 定量 ダ1,600m
賞金 1着13,000,000円 2着4,550,000円 3着2,600,000円 4着1,300,000円 5着650,000円

出走予定馬

マジデ (牡2)
マジデ  川崎の新馬戦こそ逃げ馬をとらえきれなかったが、続く特別戦はゴール前きっちり差し切る鮮やかなV。トライアルの前走も勝負どころで置かれるシーンがありながら、しぶとく脚を伸ばして写真判定の末にハナ差の勝利をつかんだ。砂をかぶっても馬混みでも競馬ができるタイプ。重賞初挑戦だが、最後まで集中して走れればおもしろい。

ハーモニーロワ (牡2)
ハーモニーロワ  船橋生え抜きで2戦2勝。船橋1000mのデビュー戦は追い比べの末にハナ差の辛勝だったが、約3か月ぶりの前走は逃げて後続を6馬身突き放すワンサイドゲームで、船橋1500m1分36秒3の勝ちタイムも優秀。素質の高さを証明しており、重賞初挑戦でも休養明け2戦目の上積みが見込めるだけにチャンスは十分にある。

サベージ (牡2)
サベージ  大井で3戦2勝。2走前はスタートでトモを落とす致命的な不利がありながら、勝ったリベイクフルシティ(4戦無敗のゴールドジュニア馬)のクビ差2着。本格化はまだ先だが、森下淳平調教師が早くから期待をかけている素質馬で、遠征、左回り、環境の変化に対応できれば今後の夢が膨らむ。パワー系で時計のかかる馬場は合う。

ルナテンソウマオ (牡2)
ルナテンソウマオ  デビュー戦の船橋1000m1分3秒4は平凡だが、すんなりハナを奪って後続を3馬身突き放す時計以上に強い内容。川崎に遠征した前走の特別戦は初コース、一気の距離延長などの課題を克服して、しぶとく0秒3差3着に逃げ粘った。重賞初挑戦の今回は強力な同型がそろっており、もまれる競馬に対応できるかが鍵になりそう。

サムタイムアゴー (牡2)
サムタイムアゴー  マクマホンの初年度産駒で、1つ上の兄にハイセイコー記念馬ノブレスノアがいる浦和・小久保智厩舎ゆかりの血統。今年の南関東2歳新馬勝ち第1号で、続く条件戦、特別戦で3連勝を飾り、早くから注目を集めた。2走前の大井遠征で5着、重賞初挑戦の鎌倉記念は6着に敗れたが、休養明け3戦目で巻き返しを狙う。

スーパーファルコン (牡2)
スーパーファルコン  船橋生え抜きで2戦2勝。船橋1000mの新馬戦が8馬身差、続く船橋1200mの条件戦が3馬身差をつけるワンサイドの逃げ切り勝ちで、ともに走破タイムは優秀だった。キャリアは浅いが、すんなりハナに行けるスピード、レースセンスを兼ね備えており、初マイルの1周競馬でも克服できるはず。引き続き森泰斗騎手が手綱を取るのは心強い。

サンベルベッド (牡2)
サンベルベッド  前開催の船橋1000mでデビュー勝ち。最後に1/2馬身差まで迫られたのはゴール前で流していたためで、1分2秒3の走破タイムはまだまだ詰められるレースぶりだった。キャリア2戦目の重賞チャレンジで、一気の相手強化、距離延長など克服すべきハードルは高く、現時点でどこまで戦えるか力試しになりそう。

ガンモヘラクレス (牡2)
ガンモヘラクレス  船橋生え抜きで3戦1勝2着2回。首の上げ下げでハナ差2着に敗れた前走のトライアルは、前残りの馬場を意識して積極的に動いた結果で勝ちに等しい内容。自己条件との両にらみだったが、優先出走権を得た重賞に初挑戦する。船橋マイルを経験したアドバンテージを生かして、今後に向けて賞金を加算したいところ。

プルタオルネ (牡2)
プルタオルネ  門別1000mのフレッシュチャレンジはスタートで後手に回る不利がありながら、大外一気の差し切りV。栄冠賞11着、ターフチャレンジ3着を経て芝に挑戦したJRA札幌のクローバー賞は9着に敗れていた。盛岡の知床賞を取り消したが、脚質的にスパイラルカーブの船橋コースは合っており、船橋の本橋孝太騎手を迎えて勝機をうかがう。

グロリオサ (牡2)
グロリオサ  2歳上の半兄セイカメテオポリスは昨年の戸塚記念勝ち馬。門別1100mのデビュー戦こそ4着に敗れたが、続く1600mの未勝利戦が5馬身差、1700mのアタックチャレンジが9馬身差の圧巻V。取り消し後でサッポロクラシックC3着以来2か月ぶりになるが、ポテンシャルは高く、上位争いに加われるはず。鞍上は和田譲治騎手。

メイクアストーリー (牡2)
メイクアストーリー
 船橋1000mのデビュー戦で3着、浦和遠征の条件戦で同タイムの2着と使われながら調子を上げ、地元1200m替わりの前走はヒーローコール(後の鎌倉記念馬)を直線一気の末脚でハナ差とらえる会心V。約4か月ぶり、初の1600mで重賞初挑戦と条件はかなり厳しいが、自分の競馬に徹してどこまで食い込めるか。


平和賞とは?

 1955(昭和30)年創設の2歳戦。03年から東日本地区の地方馬、06年から全国の地方馬も出走可能となった。18年1着馬ヒカリオーソ、12年1着馬インサイドザパーク、07年2着馬ドリームスカイ、04年1着馬シーチャリオット、99年2着馬ヒノデラスタ(以上東京ダービー馬)、14年1着馬ストゥディウム(羽田盃馬)、06年2着馬フリオーソ(ジャパンダートダービー馬)、18年2着馬トーセンガーネット(桜花賞馬、東京プリンセス賞馬)など、翌年の大レース勝ち馬の登竜門となっている。

アローセプテンバー・メモリアル結果 アローセプテンバー・メモリアル映像

※レース情報をクリックすると、競走成績が開きます。


※平和賞トライアル競走の1着馬及び2着馬は本競走に優先出走できる。

データで見る「平和賞」

過去10年(2012年度~21年度)に実施された競走が対象

【所属】船橋が優勢

 所属別に見ると過去10回で船橋が5勝、浦和が2勝、川崎が2勝、他地区が1勝と船橋が優勢な傾向にある。

所属 船橋 浦和 大井 川崎 他地区
1着回数 5 2 0 2 1

【人気】勝率・連対率・3着内率ともに1番人気優勢。

 過去10回の傾向を見てみよう。「1番人気」馬の成績は[1着3回-2着3回-3着1回-着外3回]と勝率では劣るものの連対率は60%、3着内率は70%と好成績を残している。「2番人気」馬の成績は[1着1回-2着3回-3着1回-着外5回]で勝率こそ少ないが3着内率は50%と安定した結果を残している。「4番人気」は連対率が「3番人気」を上回る成績を残しているため注意しておきたい。

成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-3-1-3 30% 60% 70%
2番人気 1-3-1-5 10% 40% 50%
3番人気 0-1-2-7 0% 10% 30%
4番人気 1-2-0-7 10% 30% 30%
5番人気 1-0-1-8 10% 10% 20%
6番人気 2-1-0-7 20% 30% 30%
7番人気 1-0-1-8 10% 10% 20%
8番人気以下 1-0-4-43 2% 2% 10%

昨年のレース模様

 4戦3勝3着1回のライアンが5番手から抜け出し重賞初勝利。北海道から移籍2戦目のマイブレイブが4番手を進み2着、11番手から追い込んだミスターブラストが3着、2戦2勝のリヴィフェイス(単勝3.1倍)は4着に敗れた。2戦2勝のランディスシティは右後肢挫跖のため出走取消。中団のまま5着だった。

第67回 平和賞(SIII)の模様


過去の優勝馬

第66回 平和賞(SIII)の模様
2020年10月28日
第66回 マカベウス
第65回 平和賞(SIII)の模様
2019年10月30日
第65回 ヴァケーション
第64回 平和賞(SIII)の模様
2018年11月7日
第64回 ヒカリオーソ

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第7回開催〔10月24日(月)〜10月28日(金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第68回 平和賞(SIII)ポスター
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