船橋ケイバ重賞競走特集

第70回 平和賞(SII)

サラブレッド系 2歳 定量 ダ1,600m
賞金 1着18,000,000円 2着6,300,000円 3着3,600,000円 4着1,800,000円 5着900,000円

出走馬

地方他地区所属馬(出走:2頭)


ウィルオレオール (牡2)
門別1000メートルでデビュー勝ち。続くオープン、栄冠賞では強敵ベラジオゼロの小差2着に食い込んでおり、JRA芝に挑戦したクローバー賞でも5着に健闘した。初の1700メートルだった前走は早め先頭から後続の追撃を封じる着差以上に強いレースぶり。距離の融通性があり、初の左回りコースさえ克服できれば好勝負に持ち込めるだろう。

キングミニスター (牡2)
門別1700メートルでデビュー勝ち。オープンの4、2着を経て、盛岡に遠征したジュニアグランプリではゴール前きっちり差し切る勝利で初タイトルを獲得した。地元に戻った前走は末脚不発の3着に終わったが、素質はトップクラス。左回りマイルを経験しているのは強みで、名門・田中淳司厩舎がカプセルに続く連覇を狙う。

南関東地方所属馬(出走:7頭)


オニアシ (牡2)
オニアシ 浦和800メートルの新馬戦で5馬身差の逃げ切り勝ち。重賞に挑んだ2走前のルーキーズサマーCは5着、前走のゴールドジュニアは8着と苦戦が続いているが、差す競馬を経験して脚質に幅が出てきたのは大きな収穫だ。走り慣れた左回りコースに替わり、もまれずスムーズに前々で運べれば上位争いに加わっても不思議はない。

ハセノブライアン (牡2)
ハセノブライアン 全兄に今年のアフター5スター賞3着馬ハセノエクスプレスがいる血統馬で、船橋1000メートルでデビュー勝ちしたスピードタイプ。ここ2戦はマイル路線に矛先を向けているが、トーシンブリザード・メモリアル5着、鎌倉記念6着と伸び悩んでおり、もう少し距離の慣れが必要か。持ち味の先行力を生かして食い下がりたいところ。

プローラーティオー (牡2)
プローラーティオー 浦和800メートルの新馬戦を8馬身差で圧勝。その後は1500メートルに照準を合わせて6、2、2、7、3着と善戦止まりだが、デビュー当時470キロだった馬体が514キロまで成長している。中1週、連闘のハードスケジュールでも体調面の心配なさそうで、重賞初挑戦で相手が強化される今回は力試しの一戦になる。

レッドサラマンダー (牡2)
レッドサラマンダー 新馬戦は大差のシンガリ負けを喫したが、2戦連続2着を経て、デビュー4戦目に初勝利を飾った。ここ3戦は若武者賞6着、トーシンブリザード・メモリアル4着、鎌倉記念7着と苦戦続き。追い込み一手で脚質的に船橋コースのスパイラルカーブは合っているが、一線級相手ではやや荷が重い印象だ。

ガバナビリティー (牡2)
ガバナビリティー 船橋1000メートルの新馬戦で7馬身差の逃げ切り勝ちを収め、今年の2歳一番時計となる1分1秒3をマーク。前走のトーシンブリザード・メモリアルでは一気の距離延長に対応して2着に入り、優先出走権を手に入れた。スピードだけではなく、自在に立ち回れるレース巧者。デビュー前から手綱を取る笠野雄大騎手とともに重賞初制覇を狙う。

アッカーマン (牡2)
アッカーマン デビューから3連勝中で底を見せていない船橋の生え抜き。前走のトーシンブリザード・メモリアルは約3か月ぶり、初のマイルにもかかわらず、すんなりハナを奪って後続を3馬身突放す圧勝だった。マークした1分44秒5はすでに古馬B3レベルで、乱ペースにさえならなければタイトル奪取の可能性は十分ある。

プレミアムハンド (牡2)
プレミアムハンド 浦和800メートルで新馬勝ち。心身ともに成長途上だが、若武者賞3着を含む〈2221〉の成績を残しているのは素質のある証拠だろう。前走の新鋭特別は4角先頭から押し切る横綱相撲のVを決めており、キャリアを重ねながら着実に地力を強化してきた。意欲の連闘策で、距離延長もプラス材料。笹川翼騎手の手綱さばきに期待がかかる。

平和賞とは

 船橋競馬場の前身である柏競馬場で1949年より施行され、1955年に船橋競馬場のダート1200mでサラブレッド系3歳(現2歳)南関東所属馬限定の重賞競走として制定されました。その後、1984年からはダート1600mに変更され、2006年からは地方競馬全国交流競走となりました。
 競走名は軽種馬産地である千葉県が、2歳の若駒の将来を平和に託すことに由来します。このレースの優勝馬には全日本2歳優駿(JpnI)の優先出走権が付与されます。


昨年のレース模様

 最内枠を生かしてハナに立ったカプセルが1番人気に応えて押し切り勝ち。猛然と追い上げたキタノヒーロー(3番人気)、オオイチョウ(8番人気)の順に入り、ホッカイドウ競馬所属馬が上位を独占した。トライアル・トーシンブリザードメモリアルの覇者バハマフレイバー(2番人気)は、スタートで後手に回る不利が大きく10着に沈んだ。

第69回 平和賞(S III)の模様


過去の優勝馬

第68回 平和賞(SIII)の模様
2022年10月26日
第68回 プルタオルネ [北海道]
第67回 平和賞(SIII)の模様
2021年10月27日
第67回 ライアン [浦和]
第66回 平和賞(SIII)の模様
2020年10月28日
第66回 マカベウス [船橋]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第8回開催〔10月28日(月)~11月1日(金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第70回 平和賞(S II)ポスター
平和賞の開催ポスターをダウンロードできます。

ポスターダウンロード