ミリオンクラウン (牡2)
門別1100メートルのデビュー戦は勝負どころでついて行けず６着に敗れたが、距離延長でレースぶりが良化して２、２、１着。ＪＲＡの芝に挑んだコスモス賞で０秒４差２着に入り、札幌２歳Ｓで８着に食い下がった経験は大きな収穫だろう。再びダートに矛先を向け、コンビ２度目となる笹川翼騎手を迎えてチャンスをつかみたい。

クラウニングカップ (牡2)
デビューからの３戦は門別1700メートルに出走して２、１、２着だが、盛岡の芝に挑んだジュニアグランプリ、地元に戻ったサンライズＣはともに末脚不発の６着に終わっており、重賞では結果を出せていない。とにかく追わせるタイプで長く脚を使える半面、勝ちきるには展開の助けが必要か。矢野貴之騎手の手腕に注目したい。

モエレサワンミヤギ (牡2)
門別1100メートルのデビュー戦でエンドレスソロウと0秒１差の接戦を演じ、６戦目に初勝利。重賞初挑戦だった前走のサンライズＣでは、メンバー最速タイの末脚を発揮して５着に追い込んだ。通算〈１２１３〉で掲示板を外しておらず、脚質的にもスパイラルカーブの船橋コース向き。本橋孝太騎手とは手が合いそう。

コンヨバンコク (牡2)
デビューからの２連勝を船橋1500メートルでマーク。大井に遠征したフレッシュスター特別、ゴールドジュニアはゴーバディの４着に敗れたが、地元に戻った前走の準重賞・チバテレ盃は３番手から抜け出す横綱相撲だった。トライアルを制した勢いに乗り、３戦無敗のホームコースで初タイトル獲得をもくろむ。

ストゥディア (牡2)
デビュー戦は大差４着に敗れるも、２戦目は好位から抜け出す３馬身差Ｖ。出ムチを入れてハナを奪った２走前のトーシンブリザードメモリアルは３秒１差４着に沈んだが、前走のトライアル・チバテレ盃はしぶとく３着に粘り込んで本番への切符を獲得した。重賞初挑戦で相手は強化されており、同型との兼ね合いが鍵。

ロードレイジング (牡2)
川崎1400メートルでデビューから２連勝を飾り、中１週で臨んだ浦和初遠征のルーキーズサマーＣで重賞初挑戦Ｖ。前走の鎌倉記念は本来の行きっぷりが見られず末脚不発の５着に終わったが、かなりハイレベルなメンバーで仕方がない結果か。コース替わりを苦にするタイプではなく、スタートで遅れるのは許容範囲だろう。

スマトラフレイバー (牡2)
船橋・稲益貴弘厩舎の大将格。前評判通りのスピードを生かし、デビューからの３連勝は後続に計３秒３もの差をつける圧巻のパフォーマンス。若武者賞が取り止めとなり、ローテーションが狂った前走の鎌倉記念は早めに来られる展開も厳しく大差６着に沈んだが、２戦２勝の地元で仕切り直しの一戦になる。

キングペルレ (牡2)
前走のトライアル・チバテレ盃は最後の直線で競走中止（心房細動）するアクシデントに見舞われたが、２走前のトーシンブリザードメモリアルでは４角先頭から押し切る着差以上に強いレースぶり。自在に立ち回れるタイプで、展開に左右されないのは大きな強み。重賞初挑戦でも素質はヒケを取らないだろう。

ハネダブライアン (牡2)
川崎1400メートルのデビュー戦を圧勝。若武者賞が取り止めになり、船橋初遠征となったトライアル・チバテレ盃は追い上げ及ばず４着に敗れたが、地元に戻った前走は早め先頭から後続を４馬身突き放すワンサイドゲーム。エンジンのかかりが遅いだけに、勝負どころで前々のポジションにいられるかが鍵になる。