船橋ケイバ重賞競走特集


第35回 かしわ記念(Jpn I)

サラブレッド系 4歳以上 定量 ダ1,600m
1着80,000,000円 2着28,000,000円 3着16,000,000円 4着8,000,000円 5着4,000,000円

出走馬

JRA所属馬(出走:6頭)

No. 所属 馬名 性 齢 負担
重量
調教師 騎乗予定騎手 備考
選定 中央 ヴァレーデラルナ 牝4 55 藤原英昭 戸崎圭太  
選定 中央 シャマル 牡5 57 松下武士 川田将雅  
選定 中央 ソリストサンダー 牡8 57 高柳大輔 松山弘平  
選定 中央 タガノビューティー 牡6 57 西園正都 石橋脩  
選定 中央 ハヤブサナンデクン 牡7 57 吉村圭司 津村明秀  
選定 中央 メイショウハリオ 牡6 57 岡田稲男 浜中俊  

ヴァレーデラルナ (牝4)
ヴァレーデラルナ  12戦のキャリアで連対を外したのは、芝1600メートルの新馬戦4着だけ。昨年は1勝クラスからJBCレディスクラシックまで4連勝を飾り、わずか4か月あまりでダート女王の座に上り詰めた。今年はTCK女王盃、エンプレス杯でグランブリッジの2着に甘んじているが、コースを熟知する戸崎圭太騎手との新コンビで牡馬に挑む。

シャマル (牡5)
シャマル  デビュー2戦目の未勝利から3連勝を飾り、3勝クラスを圧勝して挑んだ昨年の東京スプリントではハナ+クビ差の接戦を制して重賞初制覇。その後もサマーチャンピオン、テレ玉杯オーバルスプリント、黒船賞とタイトルを積み重ねてきた。マイルチャンピオンシップ南部杯で0秒1差3着があり、左回りマイルの適性は十分にある。

ソリストサンダー (牡8)
ソリストサンダー  21年の武蔵野Sを含むJRAダート6勝。かしわ記念は21年がカジノフォンテンのハナ差2着、昨年がショウナンナデシコの0秒3差2着と2年連続で涙をのんでいるが、船橋マイルへの適性の高さは証明している。8歳でも大きな衰えはなく、末脚の生きる流れなら3度目の正直でJpn1タイトルを手に入れる可能性もありそう。

タガノビューティー (牡6)
タガノビューティー  前走のコーラルSは58キロを背負いながらも、ゴール前きっちり差し切る鮮やかな勝利。ダートグレード競走は7戦未勝利だが、JRAダート7勝のうち6勝を左回りコースでマークしており、スパイラルカーブの船橋コースは向いているはず。少しでもペースが速くなり、直線の追い比べに持ち込めればおもしろい。

ハヤブサナンデクン (牡7)
ハヤブサナンデクン  JRAダート6勝はすべて1800、1900メートルでマークしており、5度目の重賞挑戦だった前走のマーチSで初タイトルを手に入れた7歳の遅咲き。地方のダートグレード競走は初めてで、時計のかかる馬場やナイターなど克服すべき課題はあるが、昨年の武蔵野Sの0秒5差5着が示す通り、マイルのペースに戸惑うことはないだろう。

メイショウハリオ (牡6)
メイショウハリオ  21年のみやこS、昨年のマーチSを制し、地方のダートグレード競走初挑戦だった帝王賞で並み居る強豪をねじ伏せてJpn1ウイナーの仲間入りを果たした。前走のフェブラリーSはスタート直後につまずいて落馬寸前の不利がありながらも、大外から0秒6差3着まで追い上げている。左回りマイルには対応しており、ここも好勝負になりそう。

地方所属馬(出走:8頭)

No. 所属 馬名 性齢 負担
重量
調教師 騎乗予定騎手 備考
1 船橋 スマイルウィ 牡6 57 張田京 矢野貴之 京成盃グランドマイラーズ2着
2 兵庫 イグナイター 牡5 57 新子雅司 笹川翼  
3 船橋 カジノフォンテン 牡7 57 山下貴之 澤田龍哉  
4 浦和 スピーディキック 牝4 55 藤原智行 御神本訓史  
5 船橋 エメリミット 牡6 57 林正人 山口達弥  
6 笠松 ミスティネイル 牝7 55 伊藤勝好 松本剛志  
7 笠松 クレールアドレ 牝4 55 伊藤勝好 藤原幹生  
8 笠松 ハナウタマジリ 牝5 55 伊藤勝好 深澤杏花  

スピーディキック (牝4)
スピーディキック  門別でリリーC、エーデルワイス賞を連勝し、南関東転入後は牝馬2冠を含め6つのタイトルを積み重ね、2年連続でNARグランプリの世代別の最優秀牝馬に選出された。JRA初挑戦だった前走のフェブラリーSは直線で度重なる不利がありながら1秒差6着に入っており、牡馬一線級相手でもまったくヒケは取らない。Jpn1制覇へ万全で臨む。

ミスティネイル (牝7)
ミスティネイル  JRA3戦未勝利を経て、金沢、船橋で12勝をマークしたが、笠松移籍後は自己条件の1勝止まり。船橋1600メートルが舞台だった2走前のマリーンCが5秒6差11着、中1週のしらさぎ賞も2秒8差の11着に沈んでおり、今回は中7日の連闘策。長距離輸送が続く過酷なローテーションで苦戦は免れない。

スマイルウィ (牡6)
スマイルウィ  昨年の京成盃グランドマイラーズでカジノフォンテンを撃破して重賞初制覇。抜群のスタートセンスを武器に、その後もサンタアニタトロフィー、ゴールドCとタイトルを獲得した。昨年は時期尚早として見送った地元のビッグレースだが、つくべきところに筋肉がついて完成の域に近づいており、満を持してダートグレード競走に挑む。

クレールアドレ (牝4)
クレールアドレ  浦和1勝を経て、笠松・伊藤勝好厩舎へ。自己条件に戻った前走で約1年ぶりとなる勝利を飾ったが、船橋1600メートルが舞台だった2走前のマリーンCでも5秒4差10着に敗れており、積極的に参戦しているダートグレード競走や全国交流競走では見せ場すら作れない状況。ここも追走が精いっぱいだろう。

ハナウタマジリ (牝5)
ハナウタマジリ  門別2勝、高知で2勝し、笠松移籍後は2勝を積み重ねている。ダートグレード競走参戦はすべて船橋コースだが、まったく歯が立たず14着、12着、13着、9着の大敗続き。休みなく走り続けて今年すでに10戦を消化しており、トップマイラーが集結するJpn1の舞台では追走するのが精いっぱいだろう。

カジノフォンテン (牡7)
カジノフォンテン  21年に川崎記念、京成盃グランドマイラーズ、かしわ記念と3連勝を飾り、NARグランプリのダートグレード競走特別賞馬に選出された船橋生え抜きのトップホース。東京大賞典10着以来になるが、牧場で乗り込まれてきて好仕上がり。昨年のかしわ記念も4着に粘り込んでおり、ベストとも言える船橋マイルで約2年ぶりの復活Vを狙う。

エメリミット (牡6)
エメリミット  20年の東京ダービーを制した船橋の生え抜き。気性が難しくコンスタントに力を出せるタイプではなく、それ以降は中長距離を舞台にオープンで2勝、21年の東京記念でクビ差2着。休養後は2戦連続で船橋マイルに出走して前走の柏の葉オープンで0秒3差4着に食い込んだが、このメンバーで上位争いするには大幅な時計短縮が必要だ。

イグナイター (牡5)
イグナイター  20年11月のJRA新馬戦を圧勝。大井を経て兵庫・新子雅司厩舎へ移籍して大ブレイク。昨年は黒船賞、かきつばた記念とダートグレード競走を2勝。マイルチャンピオンシップ南部杯4着、JBCスプリントで5着に入り、2022NARグランプリの年度代表馬に輝いた。船橋コースを熟知する笹川翼騎手を迎えて、念願のJpn1タイトル奪取を狙う。

かしわ記念とは?

 1989(平成元)年に創設されたマイル戦で、96年に指定交流競走となり、05年にはGIに格上げされた。
 GI 11勝馬コパノリッキー、GI 10勝馬ホッコータルマエ、GI 9勝馬エスポワールシチー、GI 2勝馬ゴールドドリーム、地元船橋の名馬アブクマポーロ、トーシンブリザード、アジュディミツオー、フリオーソなどトップホースが優勝馬に名を連ねている。

報知グランプリカップ結果 報知グランプリカップレース映像 京成盃グランドマイラーズ結果 京成盃グランドマイラーズレース映像

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昨年のレース模様

 スタートから好ダッシュを決めたショウナンナデシコ(2番人気)がそのまま先頭に立つと、昨年の1、2着馬カジノフォンテン(4番人気)、ソリストサンダー(5番人気)は3番手、4番手につけて前の馬をマークする形となった。
そのまま先頭を譲らず、最後の直線を迎えると追走するテイエムサウスダン(1番人気)、ソリストサンダーを振り切ってショウナンナデシコが重賞3連勝となった。

第34回 かしわ記念(Jpn I)の模様


過去の優勝馬

第33回 かしわ記念(Jpn I)の模様
2021年5月5日
第33回 カジノフォンテン [船橋]
第32回 かしわ記念(Jpn I)の模様
2020年5月5日
第32回 ワイドファラオ [JRA]
第31回 かしわ記念(Jpn I)の模様
2019年5月6日
第31回 ゴールドドリーム [JRA]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第2回開催〔5月1日(月)~5月5日(祝・金)〕イベント情報


その他コンテンツ


第35回 かしわ記念(Jpn I)ポスター
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