船橋ケイバ重賞競走特集


第26回 京成盃グランドマイラーズ(S II)

サラブレッド系 4歳以上 別定 ダ1,600m
賞金 1着21,000,000円 2着7,350,000円 3着4,200,000円 4着2,100,000円 5着1,050,000円

出走馬

ゴールドホイヤー (牡6)
ゴールドホイヤー  20年の羽田盃を含む重賞4勝。ストライドの大きさを生かせる中距離が合っているが、昨年のマイルグランプリ勝ち、川崎マイラーズ2着、21年のサンタアニタトロフィー2着が示す通り、マイル実績は十分ある。もまれる心配が少ない少頭数は歓迎で、道中スムーズに運んで直線の追い比べに持ち込めればおもしろい。

ティーズダンク (牡6)
ティーズダンク  21年のゴールドC、昨年のプラチナC勝ちを含む〈4220〉の浦和1400メートルを最も得意にしているが、19年のサンライズC、20年の戸塚記念、21年のマイルグランプリを制しているように距離の融通性があるタイプ。昨年(8着)と同じ放牧明けでも今年の方が仕上がりは良く、パワーを問われる船橋コースも克服できるはず。

ホウオウスクラム (牡8)
ホウオウスクラム  JRA芝・ダートで合わせて4勝。船橋・佐藤裕太厩舎へ移籍後は4、3、1、3着で安定したレースぶりを見せているが、あくまでもA2クラスでのもので、船橋1600メートルの自己ベストは転入初戦でマークした1分43秒6(良)。8歳馬で大きな上積みは見込めず、重賞初挑戦で一気に相手が強化される今回は厳しい戦いになりそう。

リッカルド (セ12)
リッカルド  JRAで16年のエルムSを含むダート6勝。18年に船橋・佐藤裕太厩舎へ移籍して重賞4連勝を飾り、昨年までにオープン特別で6勝を積み重ねたが、前走の埼玉新聞栄冠賞は4秒4差の大差シンガリ負けを喫した。今年12歳を迎えた古豪で、約5か月ぶりの休み明けでは分が悪く、マイルのペースにどこまでついていけるか。

エメリミット (牡6)
エメリミット  20年の東京ダービーを制した船橋の生え抜き。それ以降はオープンで2勝、21年の東京記念でクビ差2着があるものの、タイトルを獲得するには至っていない。意外性を秘める半面、気性が難しくコンスタントに力を出せるタイプではなく、もまれずスムーズにレースを運べるかが鍵。約5か月ぶり、久々のマイルに戸惑わなければ。

スマイルウィ (牡6)
スマイルウィ  昨年の京成盃グランドマイラーズで強敵カジノフォンテンを退けて重賞初挑戦V。続くマイルグランプリ、スパーキングサマーCは小差2着で涙を呑んだが、サンタアニタトロフィー、ゴールドCを連勝中。スタートセンスが抜群で理想通りのポジションを取れるのが強みで、かしわ記念か、さきたま杯でJRAを撃破するためにも主役は譲れないところ。

ヴィーダ (セ8)
 JRA未勝利から園田3勝、浦和1勝を経て、JRAへ再移籍。昨年1月に3勝クラスを卒業したが、オープンでの3戦は好結果を出せず再び浦和・小澤宏次厩舎へ。転入初戦の前走は約4か月半ぶり、19キロ増で過去最高体重だったとはいえ、後方のまま見せ場すら作れず11着に沈んでおり、重賞初挑戦では苦戦は免れないだろう。

エメラルファイト (牡7)
 JRA芝で19年のスプリングSを含む3勝をマークし、日本ダービー(12着)に駒を進めたが、それ以降で掲示板を確保したのは2回だけ。ダートに矛先を向けた2戦はともに二桁着順で適性が証明されていない現状だ。調教試験の動きは悪くないとはいえ、まだA2格付けの身で、約1年ぶりの実戦でこのメンバーでどこまで戦えるか。

京成盃グランドマイラーズとは?

 1997(平成9)年に創設されたマイル戦。南関短距離重賞の競走体系の見直しにより秋開催と春開催の移行を何度か繰り返してきたが、21年から格付けがSIIとなり1着賞金は1200万円から2100万円に増額。1,2着馬に「かしわ記念」の優先出走権が与えられるトライアルレースになった。


データで見る「京成盃グランドマイラーズ」

過去10年(2013年度~21年度)に実施された競走が対象

【所属】船橋が優勢

所属別に見ると過去10回で船橋が7勝、大井が2勝、浦和が1勝と船橋が優勢の傾向にある。

所属 船橋 浦和 大井 川崎
1着
回数
7 1 2 0

【年齢】5歳馬が優勢

 年齢別に見ると5歳馬が5勝、4歳馬、7歳馬が2勝、6歳馬が1勝しており、5歳馬が優勢となっている。

馬齢 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 10歳以上
1着
回数
2 5 1 2 0 0 0

【人気】勝率・連対率は1番人気が、3着内率は3番人気が優勢。

過去10回の傾向を見てみよう。「1番人気」馬の成績は[1着5回-2着1回-3着0回-着外4回]と勝率50%、連対率、3着内率は60%と好成績を残している。しかし、「2番人気」馬は[1-2-1-6]と勝率10%、連対率30%、3着内率が40%と人気通りにはいかない傾向が見られる。一方、「3番人気」馬は[2-1-4-3]と勝率、連対率では「1番人気」馬に劣るものの3着内率は70%と非常に安定した結果を残している。

成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5-1-0-4 50% 60% 60%
2番人気 1-2-1-6 10% 30% 40%
3番人気 2-1-4-3 20% 30% 70%
4番人気 1-2-2-5 10% 30% 50%
5番人気 0-0-0-10 0% 0% 0%
6番人気 0-1-2-7 0% 10% 30%
7番人気 0-1-0-9 0% 10% 10%
8番人気以下 1-2-1-50 2% 6% 7%

昨年のレース模様

 JpnⅠ2勝馬カジノフォンテン(前走川崎記念5着)が単勝2.7倍に推され、6番手から差を詰めたが2着。A2級特別連勝中のスマイルウィが2番手から抜け出し重賞初制覇を果たした。報知グランプリCを含め3連勝中のギガキングが3着、前走根岸S7着のモジアナフレイバーは4着。

第25回 京成盃グランドマイラーズ(SII)の模様


過去の優勝馬

第24回 京成盃グランドマイラーズ(SII)の模様
2021年4月8日
第24回 カジノフォンテン[船橋]
第23回 京成盃グランドマイラーズ(SII)の模様
2020年6月17日
第23回 カジノフォンテン[船橋]
第22回 京成盃グランドマイラーズ(SII)の模様
2019年6月19日
第22回 ベンテンコゾウ[船橋]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第12回開催〔3/13(月)~3/17(金)〕イベント情報


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