船橋ケイバ重賞競走特集

サッポロビール盃 第29回 マリーンカップ(JpnIII)

サラブレッド系 3歳牝馬 定量 ダ1,800m
賞金 1着30,000,000円 2着10,500,000円 3着6,000,000円 4着3,000,000円 5着1,500,000円

出走馬


JRA所属馬(出走:4頭)

メモリアカフェ (牝3)
メモリアカフェ
今年2月のデビュー戦こそ2着に敗れたが、ルメール騎手とコンビを組んでから現在3連勝中。重賞初挑戦だった前走の関東オークスは初物尽くしの不利をあっさり克服し、直線で後続を5馬身置き去りにする圧倒的なパフォーマンスで3歳ダート女王に輝いた。距離短縮、コース替わりは問題なく、同世代の牝馬同士なら主役は譲れない。

プロミストジーン (牝3)
プロミストジーン
デビューから2連勝を飾り、ヒヤシンスS、青竜Sでは牡馬一線級相手に小差2着。前走の2勝クラスでは鮮やかな差し切りで古馬を撃破した。過去5戦全てメンバー最速の末脚を発揮しており、脚質的にスパイラルカーブの船橋は合う。コースを熟知する戸崎圭太騎手とのコンビ継続は心強く、重賞初挑戦Vも夢ではないだろう。

サヴォンリンナ (牝3)
サヴォンリンナ
デビュー3戦目の芝2000メートルで勝ち上がり、続く忘れな草も制して、オークス(17着)に駒を進めた。秋初戦の紫苑Sで0秒6差9着に敗れ、ダート路線へ。初物尽くしだが、1歳上の半兄サンライズジパングが昨年の不来方賞、みやこS、今年の名古屋グランプリを制しており、血統的に一変があっても不思議はないだろう。

クリノメイ (牝3)
クリノメイ
デビューから2連勝を飾り、阪神ジュベナイルフィリーズでは14着に敗れたものの、チューリップ賞で重賞初制覇。桜花賞15着大敗後にダート路線に矛先を向けて、前走の関東オークスで4着に好走した。ダート適性の高さを示しており、落ち着いてレースに臨めれば、関東オークス勝ち馬メモリアカフェとの差は詰められそう。

南関東地方競馬所属馬(出走:5頭)

ブルーパッション (牝3)
ブルーパッション
デビュー3戦目に初勝利を飾った船橋・矢野義幸厩舎の生え抜き。通算〈2232〉で5着以下がなく、2走前の交流戦ではJRA勢を返り討ち。前走の準重賞・アレキサンドライトCでもアタマ+クビ差の接戦に持ち込んでおり、充実ぶりが目立っている。重賞初挑戦になるが、金沢の名手・吉原寛人騎手とのコンビ復活が魅力。

アメストリス (牝3)
アメストリス
船橋・稲益貴弘厩舎からデビューし、2歳時は6戦3勝2着1回。年明けの準重賞・桃花賞を制し、約4か月ぶりだった前走の準重賞・アレキサンドライトCでも0秒3差4着と力を示した。ただし、重賞では東京2歳優駿牝馬7着、ユングフラウ賞10着、東京プリンセス賞7着と苦戦が続いており、ダートグレード競走では厳しそう。

プラウドフレール (牝3)
プラウドフレール
半兄にギャルダル、半姉にミスカッレーラがいる船橋・川島正一厩舎生え抜きの良血。東京2歳優駿牝馬、ユングフラウ賞、桜花賞と重賞3連勝を飾り、距離不安のあった東京プリンセス賞で5着、関東オークスでも3着に食い込んだ。船橋コースは2戦2勝。展開不問のレース巧者で、南関東を代表してJRA・他地区勢を迎え撃つ。

ウィルシャイン (牝3)
ウィルシャイン
無傷の3連勝でローレル賞を制した船橋・佐藤裕太厩舎の生え抜き。それ以降は東京2歳優駿牝馬5着、ユングフラウ賞、桜花賞6着と伸び悩んでおり、約5か月ぶりだった前走の準重賞・アレキサンドライトCでも直線で伸びきれず7着。ゲートに課題を抱えており、ダートグレード競走初挑戦のここで大きな期待はかけづらい。

グレアネオンライト (牝3)
グレアネオンライト
デビューから2連勝した船橋・張田京厩舎の生え抜き。それ以降は勝ち鞍がないが、2走前の東京プリンセス賞はハイペースに恵まれたとはいえ、スタートで後手に回る不利を克服して0秒5差2着まで追い込んだ。距離の融通性はあるが、前走の関東オークス7着を見る限り、ダートグレード競走で上位争いに加わるには時間がかかりそう。


地方他地区所属馬(出走:1頭)

コパノエミリア (牝3)
コパノエミリア
2歳時は門別、笠松でフローラルC3着、ブロッサムC2着、ラブミーチャン記念3着、ライデンリーダー記念3着。JRA1勝クラスで頭打ちだったが、名古屋・宇都英樹厩舎に移籍後は東海クイーンC、のじぎく賞を制した。前走の関東オークス2着で全国レベルの力を示しており、キャリア豊富で距離・コースを問わないのは強み。


マリーンカップとは?

 1997年に交流重賞として創設。2023年までは3歳以上牝馬のマイル戦だったが、2024年に施行された全日本的なダート競走の体系整備によって、3歳牝馬の1800m戦となり、開催時期も9月へと変更された。2024年からは1着馬にはJBCレディスクラシックの優先出走権が与えられ、"Road to JBC"として位置づけられる。


昨年のレース模様

 直線で外から抜け出したテンカジョウ(2番人気)が後続を一気に5馬身突き放す圧勝。JRA1勝クラスから3連勝を飾り、重賞初挑戦でタイトルを獲得した。ゴール寸前でクラヴィコード(4番人気)が2着に入り、地元・船橋のザオがアタマ差遅れの3着。1番人気アンモシエラは激しい先行争いに巻き込まれて4着に終わった。

第28回 マリーンカップ(JpnIII)の模様


過去の優勝馬

第27回 マリーンカップ(JpnIII)の模様
2023年4月12日
第27回 ペルアア [JRA]
第26回 マリーンカップ(JpnIII)の模様
2022年4月13日
第26回 ショウナンナデシコ [JRA]
第25回 マリーンカップ(JpnIII)の模様
2021年4月7日
第25回 テオレーマ [JRA]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第7回開催〔9月29日(月)~10月3日(金)〕イベント情報

その他コンテンツ


第29回 マリーンカップ(Jpn III)ポスター
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