船橋ケイバ重賞競走特集


第37回 東京湾カップ(S II)

サラブレッド系 3歳 別定 ダ1700m
賞金 1着18,000,000円 2着6,300,000円 3着3,600,000円 4着1,800,000円 5着900,000円

出走馬

ルクバー (牡3)
ルクバー  デビュー3戦目の浦和で勝ち上がり、月1走のペースで経験を積みながら着実に力をつけてきた。通算〈3303〉で掲示板を外したのは重賞初挑戦で初コースだった2走前の京浜盃9着だけ。地元に戻った前走のトライアル・ダイヤモンドCは3番手から抜け出す鮮やかな勝利で巻き返しに成功しており、再度同舞台ならおもしろい。

ピノホホッア (牡3)
ピノホホッア  浦和のデビュー戦を圧勝。続くゴールドジュニアで3着に入り、素質の片鱗を見せていた。自己条件の特別戦をしっかり制し、ハイセイコー記念で3着、ニューイヤーCは0秒1差2着とタイトルに手の届く位置まできている。本馬場での最終追い切りはしまいハードに追われており、約4か月ぶりでも力を出せる仕上がり。

ガンモヘラクレス (牡3)
ガンモヘラクレス  距離の長短・馬場・コースを問わず脚を使えるタイプで、平和賞3着を含め通算〈2220〉と抜群の安定感を見せている船橋の生え抜き。前走のトライアル・ダイヤモンドCは約4か月半ぶりで仕上がり途上にもかかわらず、見せ場たっぷりの0秒5差3着。上積みが見込める今回は笹川翼騎手との新コンビで臨む。

ナイトオブバンド (牡3)
ナイトオブバンド  デビューから3連勝を飾った船橋の生え抜きで、盛岡の南部駒賞、ジュニアグランプリではともに0秒3差2着した芝・ダート不問のタイプ。体の成長に伴ってスピード能力が増しており、引っかかる面が出てきたのが悩み。1700メートル克服が課題だが、前走のクラウンCで2着した時のようにペースが流れてくれるようなら出番も。

ストームズエンド (牡3)
ストームズエンド
 門別で4戦未勝利を経て、船橋・川島正一厩舎へ。転入初戦こそ楽勝したが、続く条件戦は直線で伸びきれず3着に終わり、前走のトライアル・ダイヤモンドCは大外からメンバー最速の末脚で追い上げるも0秒6差6着止まり。重賞初挑戦で一気にメンバーが強くなるここは経験を積んで今後に生かしたいところだろう。

チェルカトローヴァ (牡3)
チェルカトローヴァ
 初勝利まで7戦を要したが、3走前の準重賞・椿賞でアタマ差2着に入り、オープンで通用する力を証明。重賞初挑戦だったクラウンCはハイペースを追走して5着、連闘で挑んだ前走のトライアル・ダイヤモンドCは出入りの激しい流れにもかかわらず4着(同着)に粘り込んだ。番手は利くタイプで、ペースが落ち着いてくれれば。

ラブリービュー (牡3)
ラブリービュー
 母スアデラは17年の習志野きらっとスプリント勝ち馬で、船橋・佐藤裕太厩舎ゆかりの血統。1番人気に支持された前走のトライアル・ダイヤモンドCはスタートが決まらず不完全燃焼の7着に終わったが、転入前の門別未勝利戦から破竹の4連勝を飾っていた素質馬。スムーズに運べればあっさり巻き返して不思議はない。

ジョーフォック (牡3)
ジョーフォック
 昨年6月の新馬勝ち以降は好結果を出せずにいたが、時間をかけて再調整したことが奏功して現在2連勝中と上昇ムード。川崎初参戦の前走は2番手から抜け出す横綱相撲で、1500メートル1分36秒9の好タイムをマークした。初コースを苦にするタイプではなく、重賞初挑戦でも素質はまったくヒケを取らない。

グラビティモデル (牡3)
グラビティモデル
 門別でデビューから3連勝を飾り、サンライズC5着を経て、大井の藤田輝信厩舎へ。転入後は4、5、5、4着と勝利のきっかけをつかめずにいるが、船橋初参戦だった前走のトライアル・ダイヤモンドCは先行馬に厳しい流れにもかかわらず0秒6差に粘り込んだ。左回りにメドは立っており、コース2度目で前進がありそう。

ハセノゴールド (牡3)
ハセノゴールド
 デビューから3連勝した素質馬。全日本2歳優駿9着、ニューイヤーC6着と壁に当たったが、準重賞・椿賞を制して挑んだ前走のクラウンCは見せ場たっぷりの0秒3差3着に粘り込んだ。川崎1600メートルの自己ベストを1秒4も短縮しており、ここにきての地力強化が目立つ。2戦2勝のホームコースでタイトル獲得のチャンスも。

コロンバージュ (牡3)
コロンバージュ
 門別でデビューして7戦1勝。船橋・山田信大厩舎へ移籍後は〈1402〉で堅実な走りを見せており、前走のトライアル・ダイヤモンドC2着で優先出走権を獲得した。気性が若く、勝ちみに遅い面は否めないが、使いながら砂をかぶる競馬に慣れてきたのは大きな収穫。スローペースで脚をためられる展開なら上位争いも。

ライズゾーン (牡3)
ライズゾーン
 10戦のキャリアで勝ち鞍はデビュー2戦目のみだが、自在に立ち回れるレースセンスがあり、掲示板を外したのは重賞初挑戦だった鎌倉記念7着だけ。前走のクラウンCは10番人気の低評価ながらも外からしぶとく追い上げて0秒5差4着に健闘しており、相手なりに走れるタイプ。船橋は初参戦で、パワーのいる馬場を克服できれば。

ヘルシェイク (牡3)
ヘルシェイク  昨年9月の能力試験合格後にじっくり調整され、デビューしたのは今年1月。随所に若さを見せて4着に敗れたが、2戦目からシャドーロールを着用して素質が開花。スタートを決めて主導権を握り、後続をねじ伏せる文句なしの3連勝を決めている。試金石の今回は、重賞のペースに戸惑わずに自分の競馬に持ち込めるかが鍵になる。

センゲントップ (牡3)
 昨年12月に大井でデビューして2連勝。約3か月ぶりだった2走前はスタートで後手に回り7着に敗れたが、前走はアタマ差2着まで迫っており、着実に調子を上げている。ただし、今回は重賞初挑戦で一気の相手強化、初の左回り、輸送、コース、時計のかかる馬場など克服すべき課題が多く、力試しの一戦か。

東京湾カップとは?

 2003(平成15年)年までは暮れに行われる3歳限定戦として、イナリワン、アローセプテンバー、エスプリシーズなど東京湾Cを機に古馬になって大きく成長する一流馬を送り出してきたが、04年から3歳春開催となり、東京ダービーのトライアルレースとして定着した。


昨年のレース模様

 1番人気のロマンスグレー(1番人気)がスタートから先頭に立つとそれを見る形で3番手につけたタツノエクスプレス(3番人気)が3コーナーで並びかけ、最後の直線を迎えると、ねばるロマンスグレーを差し切ってゴール。重賞初制覇となった。

第36回 東京湾カップ(S II)の模様


過去の優勝馬

第35回 東京湾カップ(SII)の模様
2021年5月4日
第35回 ギガキング [船橋]
第34回 東京湾カップ(SII)の模様
2020年5月6日
第34回 マンガン [川崎]
第33回 東京湾カップ(SII)の模様
2019年5月8日
第33回 サクセッサー [船橋]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第2回開催〔5月1日(月)~5月5日(祝・金)〕イベント情報