船橋ケイバ重賞競走特集


第38回 東京湾カップ(S II)

サラブレッド系 3歳 別定 ダ1700m
賞金 1着20,000,000円 2着7,000,000円 3着4,000,000円 4着2,000,000円 5着1,000,000円

出走馬

クリコマ (牡3)
クリコマ  川崎1400メートルのデビューVを含めて2歳時は4戦3勝2着1回の成績を残したが、今年は5戦して3走前の若盛特別の2着が精いっぱい。大きな変わり身は見られず、ニューイヤーC、クラウンC8着はともに勝ち馬から2秒以上もの大差をつけられており、重賞ではやや荷が重い印象だ。

アムクラージュ (牡3)
アムクラージュ  デビュー2戦目から3連勝を飾り、重賞初挑戦のルーキーズサマーCでタイトルを獲得した。ダートグレード競走の全日本2歳優駿こそ9着に敗れたが、クラウンC2着、鎌倉記念、ニューイヤーC、ネクストスター東日本で4着に入り、地方馬同士では大きく崩れていない。初コース、初の1700メートルを克服できればおもしろい。

オーウェル (牡3)
オーウェル  浦和800メートルでデビュー勝ち。通算〈2222〉で掲示板を外したのは、重賞初挑戦だった3走前のニューイヤーC7着だけ。休養明け2戦目の準重賞・アヴニール賞はチークピーシーズ効果で最後まで集中して0秒4差4着に食い込んでおり、末脚を生かせる船橋コースなら前進があっても不思議はない。

マサノロイヤル (牡3)
マサノロイヤル  門別では8戦して未勝利勝ちのみだったが、船橋・齊藤敏厩舎に移籍してから〈3101〉で5着以下なし。今の充実ぶりが馬体増にも現れており、ここ2戦のベストビット特別、ダイヤモンドCはともにメンバー最速の末脚で差し切る文句なしの勝利。船橋1700メートルの適性は高く、初タイトル獲得も夢ではないだろう。

クニノトキメキ (牡3)
クニノトキメキ  デビュー4戦目の船橋1200メートルで勝ち上がり、2走前の準重賞・楠賞で3勝目をマークした。重賞初挑戦のクラウンCは一気の相手強化で6着に敗れたが、長く脚を使えるタイプで追える今野忠成騎手とのコンビは合っており、船橋1700メートル替わりもプラスに働く。末脚の生きる流れになれば浮上するシーンも。

ゴールデンブザー (牡3)
ゴールデンブザー  地元・大井は〈3211〉で5着以下がないが、川崎初遠征だった前走のクラウンCは2番人気の支持を集めるも不完全燃焼の7着。初コースを気にして本来の行きっぷりがなく、砂をかぶって戦意を喪失してしまった。デビュー当初から和田譲治騎手が素質を高く評価しているが、経験を積みながら気性面の成長が待たれる。

マコトロクサノホコ (牡3)
マコトロクサノホコ  門別でデビュー2戦目に勝ち上がり、その後は善戦止まりだったが、船橋・川島正一厩舎へ移籍して立て直しに成功。転入後2連勝を飾り、前走のトライアル・アクアマリンC2着で本番の優先出走権を手に入れた。末脚がしっかりしており、先行争いが激しくなるようなら直線一気に差し切るシーンもありそう。

ツキシロ (牡3)
ツキシロ  川崎1400メートルのデビュー勝ち後にひと息入れ、経験を重ねながら力をつけてきた。ハナを奪えればしぶとく、クラウンCトライアルの準重賞・椿賞2着で権利を獲得し、本番でも見せ場たっぷりの4着に健闘。初コース、距離延長は課題だが、野畑凌騎手とのコンビ継続は魅力で、単騎マイペースで運べれば。

シシュフォス (牡3)
シシュフォス  初勝利までに6戦を要したが、門別1700メートルで3勝をマーク。船橋・佐藤裕太厩舎に移籍後は2連勝中で、川崎初遠征だった前走のクラウンCは横綱相撲で重賞初挑戦Vを決めている。充実ぶりが目立っており、距離は延びていいタイプ。2走前のトライアル・アクアマリンCと同舞台なら主役は譲れないところだ。

バハマフレイバー (牡3)
バハマフレイバー  心身ともに成長途上で、前進気勢があまり見られない中でも4勝をマーク。過去8戦で連対を外したのは自分のリズムで走れなかった平和賞10着、ブルーバードC9着、前走の準重賞・椿賞5着で敗因は明らか。船橋1700メートルは4走前の準重賞・チバテレ盃で5馬身差Vがあり、外枠からスムーズに運べるかが鍵。

コルベット (牡3)
コルベット  休養明け4戦目だった前走の鶯特別を鮮やかに逃げ切って、昨年7月の新馬戦以来の勝利を飾った。船橋は昨年のリバーサイドアイドル特別2着、平和賞5着の実績があり、コース適性に不安はなし。前々でレースを運べる機動力は大きな武器で、最後まで集中力を切らさずに走れるか自分との戦いになりそう。

トーセンヴィオラ (牡3)
トーセンヴィオラ  昨年7月のデビュー勝ちからコンスタントに出走し、強敵にもまれながら力をつけて、新生特別、青鵐特別の2勝を積み重ねた。2走前の雲取賞は競走中止(歩様の異常)の憂き目にあったが、幸い大事には至らず、前走の準重賞・アヴニール賞では0秒4差5着に食い込んでいる。3度目の重賞挑戦で改めて力を試したい。


東京湾カップとは?

 東京湾横断道路(アクアライン)の着工と21世紀への東京ベイラインの発展を祈念して1987年、4歳馬(現表記3歳)による船橋競馬場ダート2,000mの重賞として創設。第17回開催までは毎年12月に実施され、4歳の数々の重賞を制覇した馬が4歳最後の重賞制覇を競う祭典競走でしたが、2004年からは開催時期が5月に変更されました。2024年からダート競走の体系整備にともない、ダートグレード競走に指定された「東京ダービー(JpnI:大井競馬場)」のトライアル競走であり、1着馬(騙馬を除く)に対し東京ダービーの優先出走権が与えられるようになりました。東京ダービーの前哨戦となる熱い戦いにご期待ください。


昨年のレース模様

 最後方でレースを進めた川崎のライズゾーン(9番人気)が、直線で外から突き抜けて重賞初制覇を飾った。トライアル・ダイアモンドCの覇者ルクバー(8番人気)は直線で一旦先頭に立ったものの、あと一歩及ばず2着。直線で大外に持ち出されたコロンバージュ(11番人気)が3着に入り、大波乱の決着。1番人気に支持されたピノホホッアは伸びきれず4着に終わった。

第37回 東京湾カップ(S II)の模様


過去の優勝馬

第36回 東京湾カップ(SII)の模様
2022年5月4日
第36回 タツノエクスプレス [川崎]
第35回 東京湾カップ(SII)の模様
2021年5月4日
第35回 ギガキング [船橋]
第34回 東京湾カップ(SII)の模様
2020年5月6日
第34回 マンガン [川崎]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第2回開催〔4月29日(祝・月)~5月3日(祝・金)〕イベント情報


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