船橋ケイバ重賞競走特集

第39回 東京湾カップ(SII)

サラブレッド系3歳 別定 ダ1,700m
賞金 1着20,000,000円 2着7,000,000円 3着4,000,000円 4着2,000,000円 5着1,000,000円


出走馬

プレミアムハンド (牡3)
プレミアムハンド 浦和生え抜きの外国産馬。15戦ものキャリアを誇り、昨年の若武者賞、平和賞で3着、今年のニューイヤーC、雲取賞、クラウンCでも5着に入り、掲示板を外したのは2回だけ。フットワークが大きく、淡々と流れる中距離のペースが合っており、末脚をフルに生かせるスパイラルカーブの船橋コースなら直線一気に突き抜けるシーンも。

アドマイヤエアル (牡3)
アドマイヤエアル 大井・渡邉和雄厩舎から今年2月にデビューし、逃げ差し自在のレースぶりで2連勝を飾った素質馬。見せ場すら作れず7着に沈んだ前走のクラシックチャレンジは一気の距離延長、相手強化というよりも不良馬場が大きな敗因。初の左回りコースで重賞初挑戦になるが、跳びのきれいなタイプで良馬場なら巻き返しは可能だろう。

ケンシレインボー (牡3)
ケンシレインボー トライアルの準重賞・アクアマリンC覇者。自在に立ち回れるタイプで距離に融通性があり、昨年の鎌倉記念3着、年明けのニューイヤーCで4着。前走のクラウンCはスタートで出遅れる不利がありながらも、外から0秒4差4着まで追い込んだ。地元・船橋は4戦3勝2着1回で、山中悠希騎手にとっても初タイトル獲得のチャンスになる。

ジーベンファルベン (牡3)
ジーベンファルベン 18年の天皇賞・春の勝ち馬レインボーラインを半兄にもつ大井・真島大輔厩舎の生え抜き。デビュー4戦目に後続を4馬身突き放す圧巻の逃げ切りVを飾ったが、約3か月半の休養明けだった前走はもうひと踏ん張りが利かず0秒2差3着に敗れていた。初物尽くしの重賞挑戦で条件的に厳しいとはいえ、血統背景から軽視はできない。

エスカティア (牝3)
エスカティア 門別でデビュー勝ちを収め、フローラルC2着、ブロッサムC3着後に浦和・小久保智厩舎へ。東京2歳優駿牝馬6着、ユングフラウ賞5着、桜花賞8着と重賞路線で好結果を出せていないが、若水特別、準重賞・アヴニール賞は早め先頭から押し切る着差以上に強いレースぶり。ポテンシャルは高く、最後まで集中して走れるか自分との戦いになる。

アッカーマン (牡3)
アッカーマン デビューから3連勝を飾った船橋生え抜きのスピードタイプだが、重賞では昨年の平和賞4着、今年のニューイヤーC3着、ネクストスター東日本5着と善戦止まり。テンションの高さが解消されず、心身ともに成長待ちの段階だ。現状ではマイルがベストで、距離延長が鍵になりそう。前々でスムーズに運んで好勝負に持ち込みたいところ。

ジョートビー (牝3)
ジョートビー 浦和でデビュー勝ちを収め、遠征を繰り返しながら着実にパワーアップしてきた。連闘策で臨んだ前走の鶯特別は鮮やかな逃げ切りで牡馬を完封し、通算3勝目をマーク。単騎マイペースならいかんなく力を発揮できるタイプで、船橋も2戦2着2回ならコース適性は問題なし。上位争いに加われるかは同型との兼ね合い次第になる。

ジュンハーベスト (牡3)
ジュンハーベスト 船橋1000メートルでデビュー勝ちした張田京厩舎の生え抜き。シーサイドアイドル特別は左後挫跖で出走取り消しの憂き目にあったが、今年1月に戦列復帰してからの3戦は好位抜け出しの横綱相撲。スピード、レースセンスを兼ね備えており、初の1700メートルに不安はなし。重賞初挑戦Vを飾り、無敗記録を5に伸ばせるか。

テディージュエリー (牡3)
テディージュエリー デビュー2戦目に川崎1400メートル1分31秒5の好タイムで初勝利した加藤誠一厩舎の生え抜き。ブリンカー、シャドーロールを着用する気難しタイプで出遅れ癖もあるが、交流戦の前走は外から鮮やかに抜け出してJRA勢をねじ伏せた。船橋コースはブルーバードC9着以来2度目で、南関東馬同士なら上位進出も狙える。


東京湾カップとは?

東京湾横断道路(アクアライン)の着工と21世紀への東京ベイラインの発展を祈念して1987年、4歳馬(現表記3歳)による船橋競馬場ダート2,000mの重賞として創設。第17回開催までは毎年12月に実施され、4歳の数々の重賞を制覇した馬が4歳最後の重賞制覇を競う祭典競走でしたが、2004年からは開催時期が5月に変更されました。2024年からダート競走の体系整備にともない、ダートグレード競走に指定された「東京ダービー(JpnI:大井競馬場)」のトライアル競走であり、1着馬(騙馬を除く)に対し東京ダービーの優先出走権が与えられるようになりました。東京ダービーの前哨戦となる熱い戦いにご期待ください。


昨年のレース模様

後方3番手でレースを進めたマコトロクサノホコ(2番人気)が、メンバー最速の末脚を繰り出して突き抜ける快勝。前走のトライアル・アクアマリンCの覇者シシュフォス(1番人気)にリベンジを果たし、2度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。外枠からすんなりハナを奪ったコルベット(8番人気)がしぶとく粘り込んで3着。

第38回 東京湾カップ(SII)の模様


過去の優勝馬

第37回 東京湾カップ(SII)の模様
2023年5月3日
第37回 ライズゾーン [高知]
第36回 東京湾カップ(SII)の模様
2022年5月4日
第36回 タツノエクスプレス [川崎]
第35回 東京湾カップ(SII)の模様
2021年5月4日
第35回 ギガキング [船橋]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 令和7年度第2回開催〔5月5日(月・祝)~5月9日(金)〕イベント情報


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