船橋ケイバ重賞競走特集


第3回 若潮スプリント(SIII)

サラブレッド系 3歳 別定 ダ1,200m
賞金 1着 15,000,000円 2着 5,250,000円 3着 3,000,000円 4着 1,500,000円 5着 750,000円

出走馬


ハーンドルフ (牝3)
ハーンドルフ
 門別1000メートルでデビュー勝ちし、転入2戦目の準重賞・ジェムストーン賞を鮮やかに逃げ切った。初物尽くしだった前走のユングフラウ賞は前半の主導権争いが厳しく7着に沈んだが、スピードの勝ったタイプで距離短縮は間違いなくプラスに働く。時計のかかる馬場への対応、同型との兼ね合いが鍵になりそう。

クラティアラ (牝3)
クラティアラ
 門別で2勝。転入初戦の準重賞・ジェムストーン賞で0秒2差3着に入り、ユングフラウ賞は初コース、左回り、1400メートルの1周競馬でモノ見をしながらも5着に健闘した。適性距離に戻った前走のトライアル・弥生スプリントは1番人気に応えて快勝しており、レースセンスの良さを生かして本番も先頭で駆け抜けるか。

ナックサンライズ (牡3)
ナックサンライズ
 デビューから2連勝を飾り、続くゴールドジュニアで5着。1200メートルに照準を合わせたローテーションが組まれており、船橋初参戦だった前走のトライアル・クロッカススプリントは先行馬が総崩れする中、砂の深い内々を回りながらも0秒3差3着に粘り込む価値のある内容。左回りコースに問題はなく、包まれずスムーズに運べれば勝機も。

メンコイボクチャン (牡3)
メンコイボクチャン
 門別でデビュー2戦目から2連勝し、イノセントC、知床賞ではともにクビ差の接戦を繰り広げた実績馬。約4か月ぶりで仕上がり途上だった前走のトライアル・クロッカススプリントは直線で前をカットされるシーンがありながらも5着に食い下がっており、転入2戦目であらゆる面で上積みが見込めるここは変わり身がありそう。

スタードラマー (牡3)
スタードラマー
 門別で3勝。大井・須田和伸厩舎へ移籍後は3連勝中と充実ぶりが目立っている。約2か月半ぶりだった前走のトライアル・クロッカススプリントは初コース、左回り、輸送競馬に加え、スタートで後手に回る不利を克服する着差以上に強いレースぶり。順応性に優れたタイプで、経験を積んだここは重賞初挑戦Vも狙える存在。

グリーリー (牡3)
グリーリー
 新馬戦を含め全4勝を川崎900メートルでマークしているスプリンター。通算〈4412〉で掲示板を外したのはゴールドジュニア6着、鎌倉記念8着だけ。減量騎手の恩恵を受けながら昨年5月から月1ペースで出走して着実に力をつけてきており、コース2度目でベテラン・山崎誠士騎手を迎えたここは侮れない。

ワンダーランド (牡3)
ワンダーランド
 21年の北海道セレクションセールで2860万円で取引された船橋・林正人厩舎の期待馬。体質が弱くてデビューは今年1月と遅れたが、これまで1、1、2、2着。前走のトライアル・クロッカススプリントは初めて砂をかぶる経験に苦しみながらも、メンバー最速の末脚で大外から追い込んでいる。優先出走権を獲得して重賞の舞台に挑む。

バシュラマック (セ3)
バシュラマック
 門別で1勝。短距離の差し馬タイプで、船橋・山中尊徳厩舎へ移籍後は1200メートルに照準を合わせたローテーションで〈2212〉。前走のトライアル・弥生スプリントはメンバー最速の末脚で0秒3差3着まで追い込んでいる。まだ体質が弱く、前回の船橋開催を見送ってじっくり仕上げられており、混戦なら出番も。

フジコチャン (牝3)
フジコチャン
 ダート短距離重賞5勝のテイエムサウスダンを半兄にもつ評判馬で、デビュー2戦目から2連勝。東京2歳優駿牝馬7着を経て、準重賞・桃花賞で鮮やかな逃げ切り勝ちを決めたが、前走の桜花賞はレース前のイレ込みによる消耗が激しく8着に終わっていた。重賞でも通用する力はあり、当日のパドックの気配をチェックしたい。

ナナドリーム (牡3)
ナナドリーム
 新馬勝ちを含め川崎900メートルで〈3110〉のスプリンター。1周競馬は2戦ともに二桁着順の大敗を喫しており、ワンターンが合っているタイプだが、船橋初参戦だった2走前のトライアル・弥生スプリントは直線一旦先頭に立ちながらも7着まで失速している。1200メートルでも距離が長い印象で、重賞初挑戦でどこまで戦えるか。

ハーモニーアルゴル (牡3)
ハーモニーアルゴル
 川崎900メートルでデビューから2連勝を飾るも、それ以降の6戦は勝ち鞍がない状況。休養後は船橋1200メートルに照準を合わせているが、トライアル・弥生スプリント、クロッカススプリントは6、11着と厳しいレースが続いている。重賞初挑戦でさらに相手が強化されるここも苦戦は免れないだろう。

コスモイグローク (牡3)
 門別1100メートルのデビュー戦を飾り、JRAの芝に挑んだすずらん賞は8番人気の低評価ながらも大外一気の差し切りVを決めている。転入3戦目の前走(重)は直線でしぶとく追い上げて0秒4差3着に食い込んでいるが、ダートで好成績を挙げているのは道悪が多く、時計のかかる船橋の馬場では苦戦しそう。

若潮スプリントとは?

 2019年に3歳スプリント路線の充実を図るため、1000mのオープン特別として創設。20年に1200mとなり、21年に重賞に昇格した。
 船橋の1200mは2コーナーのシュート(引き込み線)からスタートして、3、4コーナーのスパイラルカーブを回り、最後の直線が308mの左回りコース。船橋1200mの重賞は1955~61年の平和賞で実施されているが、現在では唯一の重賞になる。


昨年のレース模様

 好スタート好ダッシュを決めたスタースタイル(3番人気)とその内のシャインポラリス(8番人気)を見る形で3番手につけたスティールルージュ(2番人気)が3コーナー付近で先頭に立つとそのまま直線を迎え、他の馬を突き放して重賞4勝目を飾った。

第2回 若潮スプリント(S III)の模様


過去の優勝馬

第1回 若潮スプリント(S III)の模様
2021年5月3日
第1回 ファイナルキング [船橋]

イベント・ファンサービス

船橋競馬 第2回開催〔5月1日(月)~5月5日(祝・金)〕イベント情報