船橋ケイバ重賞競走特集
第4回 若潮スプリント(SIII)
サラブレッド系 3歳 別定 ダ1,200m
賞金 1着 17,000,000円 2着 5,950,000円 3着 3,400,000円 4着 1,700,000円 5着 850,000円
ビッグショータイム (牡3)
前走の準重賞・アヴニール賞で大外一気の差し切りを決め、デビュー戦以来となる勝利を飾った。ルーキーズサマーC2着、平和賞4着が示す通り、重賞でも通用するポテンシャルの持ち主。脚質的に展開の助けが必要なタイプだが、1000~1700メートルまで幅広くこなしており、末脚の生きる流れならおもしろい。
トーセンヴィオラ (牡3)
浦和800メートルでデビュー勝ち。新生特別、青鵐特別の2勝を積み重ねたが、重賞ではゴールドジュニア8着、雲取賞は競走中止(歩様の異常)、前走の東京湾Cは11着と厳しい戦いが続いている。大きな変わり身は疑問だが、すんなり先行できるスピードは持ち合わせており、スプリント路線変更が吉と出るか。
エイムフォーエース (牡3)
7馬身差で圧勝したデビュー2戦目、強敵ギガースを差し切ったジュニアスプリントと船橋1200メートルは負け知らず。ここ4戦はJRAの芝に挑戦して6、4、14、7着だが、前走のニュージーランドトロフィーはインからしぶとく追い上げて0秒5差に健闘した。実績のある舞台に戻り、金沢の名手・吉原寛人騎手を迎えて期待が高まる。
モノノフブラック (牝3)
門別1000メートルでデビュー勝ちを収め、イノセントC3着、ネクストスター門別2着、エーデルワイス賞3着の実績を引っ提げて、浦和・野口寛仁厩舎へ。転入初戦の東京2歳優駿牝馬11着は4コーナーの不利が大きく、前走の桜花賞11着は心房細動を発症して敗因は明白。本質的に短距離の差し馬で、あっさり巻き返しても不思議はない。
ザイデルバスト (牡3)
門別1000メートルのデビュー戦で2秒6差Vを飾り、オープン2勝を経て、船橋・川島正一厩舎へ。移籍初戦は初の1500メートルで5着に敗れたが、弥生スプリント、トライアル・クロッカススプリントを連勝中。余力たっぷりのレースぶり、走破タイムから重賞レベルは疑いようがなく、本番でも主役を演じるか。
スピネーカー (牡3)
2歳時はデビュー勝ちした1戦のみ。3歳を迎えてからはコンスタントに出走し、今年8戦2勝の成績を残しているが、トライアルに挑んだクロッカススプリントは4着、フロックススプリントは9着。浦和遠征の前走は自分のペースに持ち込んで0秒1差2着に粘り込んだとはいえ、連闘+重賞初挑戦のここは苦しそう。
ヘリアンフォラ (牝3)
デビュー2戦目に勝ち上がり、クラーベセクレタ・メモリアルで2勝目を飾ったが、重賞初挑戦だった東京2歳優駿牝馬は一線級の壁が厚く9着に敗れた。トライアル・クロッカススプリントは3着、フロックススプリントは5着とはいえ、ともに勝ち馬から1秒以上もの差をつけられており、ここも苦戦は免れないだろう。
ギガース (牡3)
ニューイヤーC、ネクストスター東日本勝ちを含め、これまで7戦4勝2着1回で、連対を外したのはダートグレード競走の2戦だけ。雲取賞7着は距離が長く、前走の兵庫チャンピオンシップ5着は真っ向勝負を挑んだ結果だった。早めに抜け出すと遊ぶ面はあるが、実績は抜けており、出走馬中で唯一の別定58キロ克服が鍵になる。
エドノフェニックス (牡3)
デビューから3戦連続で大井1400メートルに出走して2、8、2着だったが、1200メートルに矛先を向けて4連勝中。前走のトライアル・フロックススプリントは初物尽くしにもかかわらず、向こう正面で先頭に立って後続の追撃をねじ伏せる横綱相撲だった。今の勢いなら重賞初挑戦で戴冠する可能性は十分にありそう。
リノデスティーノ (牡3)
2歳のデビュー勝ち以降は善戦止まりだったが、スピードをフルに生かせる浦和800メートルに矛先を向けてから2連勝中。前走は58キロを背負いながらも、二の脚を生かしてハナに立ち、直線で後続を3馬身突き放すパフォーマンスを披露した。今回は重賞初挑戦に加え、勝ち鞍のない1200メートルでどこまで粘り込めるか。
フクノフードゥル (牝3)
門別で2戦未勝利に終わったが、大井・福田真広厩舎への移籍後は準重賞・ジェムストーン勝ちを含む5戦4勝2着1回。約4か月半ぶりの出走だった前走はスタートで後手に回る不利がありながらも、きっちり差し切る文句なしのレースぶり。牡馬相手でも引けは取らず、初の左回りコースを克服できれば重賞初挑戦Vを狙える。
オーソレリカ (牝3)
門別でデビュー3戦目に勝ち上がり、リリーCで2着に健闘。浦和・水野貴史厩舎へ移籍後は月1ペースで出走して2勝を積み重ね、前走のトライアル・フロックススプリントでは牡馬相手に3着に入り、充実ぶりをアピールしている。展開に左右されない自在性があり、さらなる時計短縮ができれば上位争いに加わるシーンも。
南関東競馬所属の3歳スプリント戦線の充実を目的に2019年にオープン特別1,000mとして創設。翌2020年には1,200mに変更され、2021年度からはSIIIの重賞に格上げされました。
1着馬に対し習志野きらっとスプリント(SII:船橋競馬場)、優駿スプリント(SII:大井競馬場)への優先出走権が与えられます。
抜群の手応えで4コーナー先頭に立った地元・船橋のメンコイボクチャン(7番人気)が、ゴール前で猛追するフジコチャン(4番人気)を3/4馬身差退けて重賞初制覇を飾った。3着にクラティアラ(6番人気)が入り、波乱の決着。転入後3連勝中だったトライアル・クロッカススプリントの覇者スタードラマー(1番人気)は、スタートでつまずく不利もあって末脚不発の5着に終わった。
第2回 スティールルージュ [船橋]
第1回 ファイナルキング [船橋]
船橋競馬 第3回開催〔5月27日(月)~5月31日(金)〕イベント情報
若潮スプリントの開催ポスターをダウンロードできます。