船橋ケイバ重賞競走特集
第5回 若潮スプリント(SIII)
サラブレッド系 3歳 別定 ダ1,200m
賞金 1着 17,000,000円 2着 5,950,000円 3着 3,400,000円 4着 1,700,000円 5着 850,000円
パンクビート (牡3)
船橋1000メートルの新馬戦で9馬身差Vを飾り、1分1秒9の好タイムをマークした快速馬。浦和・小久保智厩舎への転厩初戦で約6か月ぶりだった3走前こそ3着に敗れたが、JRA交流戦、トライアル・クロッカススプリントと現在2連勝中。重賞初挑戦でもスプリント能力は引けを取らず、古巣でタイトル奪取なるか。
ピーエムナナ (牝3)
川崎1400メートルでデビュー勝ち。同舞台のJRA交流戦で3馬身差の圧勝を飾り、重賞初挑戦だったネクストスター東日本でも0秒4差3着に食い込んだ。前走の東京プリンセス賞は一気の距離延長で12着に沈んだが、1200メートルのペースの方がレースはしやすいだろう。課題のゲートをクリアして道中で脚をためられれば。
エイシンマジョリカ (牝3)
門別で2勝、ネクストスター門別3着、エーデルワイス賞2着、東京2歳優駿牝馬3着の実績を残した。浦和・藤原智行厩舎に移籍後は桜花賞5着、東京プリンセス賞13着と末脚不発に終わっているが、1200メートル替わりはプラスに働きそう。左回りコースは2度目で、御神本訓史騎手との新コンビで変わり身があるか。
リヴェルベロ (牝3)
父レガルスイ(16年の京成盃グランドマイラーズ勝ち馬)を手がけた船橋・矢野義幸厩舎からデビューし、昨年のルーキーズサマーCで2着、3走前の桜花賞でも3着に健闘。ここ2戦は東京プリンセス賞15着、のじぎく賞9着と大敗を喫したが、意外性を秘めており、前々で気分良く運べれば牡馬相手でも侮れない。
アッカーマン (牡3)
船橋・川島正一厩舎からデビューし、2歳時は6戦4勝2着1回。重賞は未勝利ながらも平和賞4着、ニューイヤーC3着、ネクストスター東日本5着、東京湾C6着と存在感を示してきた。テンションの高さがなかなか解消されないのは悩みだが、スプリント路線転向で道中スムーズに折り合えれば巻き返しを狙えるだろう。
ハセノブライアン (牡3)
全4勝を1000、1200メートルでマークしている船橋・張田京厩舎の生え抜き。格付け初戦の前走は鮮やかな逃げ切りで古馬を完封しており、スプリンターとしての資質の高さを改めて示した。鎌倉記念6着、平和賞8着、ネクストスター東日本7着は距離適性の差も大きく、ベストの舞台なら上位に進出しても不思議はない。
ライトスリー (牡3)
デビューから3連勝でルーキーズサマーCを制した浦和・小久保智厩舎の外国産馬。休養明け2戦目のネクストスター東日本は11着大敗を喫したが、前走の準重賞・アヴニール賞でしぶとく2着に追い上げており、着実に上昇カーブを描いている。1200メートルに対応できるスピードがあり、初コースに対応できればおもしろい。
アナザーメイト (牝3)
門別で6戦2勝、ブロッサムCで4着した後に船橋・山田信大厩舎へ。移籍後は1500、1600メートルに出走して〈2、1、1、3〉で掲示板を外したのは1回だけ。安定した走りを見せており、スプリント路線で通用するスピードは3馬身差をつけて逃げ切った門別1000メートル戦で証明済み。重賞挑戦でも大崩れはなさそうだ。
アステローペ (牝3)
川崎900メートルのデビュー戦を快勝し、2走前のJRA交流戦で2勝目をマーク。前走のトライアル・クロッカススプリントは初物尽くしの不利をはねのけて0秒1差2着に入り、本番の優先出走権を獲得していた。ここ2戦は低評価を覆す好走を見せており、あらゆる面で上積みが見込める今回も上位争いの期待がかかる。
カンノンミカヅキ (牝3)
門別で7戦して1勝止まりだったが、川崎・河津裕昭厩舎に移籍してから5戦4勝とブレイク。唯一の敗戦はJRA交流で1400メートルが舞台だった4走前の4着で、勝ち鞍はすべて川崎900メートルでマークしている。重賞初挑戦で相手は強化されるが、ワンターンの競馬が合っており、前が競り合う展開なら台頭するシーンも。
ベアバッキューン (牡3)
川崎・鈴木義久調教師が惚れ込む4戦無敗の逸材。世代屈指のスピードがあり、新馬戦、準重賞・初陣賞、若武者賞、鎌倉記念では後続に計7秒2もの差をつける圧倒的なパフォーマンスを披露した。骨折休養明けで約8か月ぶりの実戦になるが、調教試験の動きを見る限り不安はなく、初戦からエンジン全開といきたいところ。
フィエレッツァ (牡3)
門別でデビュー勝ちし、サッポロクラシックC、サンライズC5着を経て、大井・荒山勝徳厩舎へ。2連勝した勢いに乗って挑んだ前走のネクストスター東日本は初の左回りコースにもかかわらず、しぶとく0秒3差2着に追い込んで重賞レベルの力を示した。スパイラルカーブの船橋コースは合っており、直線一気の差し切りも。
2019年に南関東公営競馬で創設された3歳馬限定のスプリント競走で、2021年より重賞(SIII)に格付けされました。当初は1000mで行われていましたが、2020年より現在の船橋競馬場ダート1200mに変更され、短距離路線を歩む素質馬たちが集う注目の一戦となっています。
競走名は、千葉県南部の海沿い地域を象徴する「若潮」に由来し、これから勢いを増していく若駒たちの飛躍を期待する意味が込められています。優勝馬には、南関東3歳スプリント路線の主要競走である「優駿スプリント」への優先出走権が与えられます。
唯一58キロを背負ったギガースがメンバー最速の末脚を発揮して差し切り、1番人気に応えて重賞3勝目を飾った。絶好のスタートを決めて大外枠からハナに立ったオーソレリカ(9番人気)がしぶとく2着に粘り込んで波乱を演出。トライアル・クロッカススプリントの覇者ザイデルバスト(2番人気)はスタートで後手に回る不利が大きく3着に終わった。


第3回 メンコイボクチャン [船橋]

第2回 スティールルージュ [船橋]

第1回 ファイナルキング [船橋]
船橋競馬 第3回開催〔6月2日(月)~6月6日(金)〕イベント情報
若潮スプリントの開催ポスターをダウンロードできます。